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LINE MUSIC、無料フル視聴対応後2週間で1,000万回再生。無許諾アプリに対策

音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」は、1月20日のリニューアル時に独自のフリーミアムモデルを導入後、2週間で無料フル視聴(無料ユーザーによる31秒以上のフル再生)が1,000万回を突破したと発表した。

既報の通り、1月20日からのリニューアルにおいて、以前は最大30秒尺しか試聴できなかった無料ユーザーでも、5,900万すべての楽曲やミュージックビデオを広告なしで、毎月フル再生できるようにした。

有料ユーザーとの違いとして、無料ユーザーは同じ曲を再生できるのは1カ月1回に限られるが、再生できる楽曲ラインナップに違いはない。無料ユーザーは、1回フル再生後、翌月1日にリフレッシュされるまでは通常通り30秒試聴となる。

今回の独自フリーミアム導入から2週間(1月20日~2月3日)の集計で、無料フル視聴が1,000万回を突破。無料フル視聴したユーザーは15~19歳の利用が全体の約半数と最も多く、Official 髭男 dism、King Gnu、BTS(防弾少年団)など、若年層に人気のアーティストが無料ユーザーランキングの上位に入った。

また、無料フル視聴を楽しんでいる時間帯は、21~22時頃と夜にかけて再生回数が多くなったという。LINE MUSICは「無料フル視聴が可能になったことで、就寝前やお風呂など音楽を聴くことが習慣化されてない方でも、自由に音楽を楽しめる機会が増えたのではないか」と推測している。

LINE MUSICは、2015年6月のサービス開始以降、音楽ストリーミングサービスの普及に向け、無許諾音楽アプリの規制にも積極的に取り組んできたという。これまでの調査でも表面化していた、無許諾音楽アプリの利用が多い10代が、今回の施策によって、無料ユーザーとしてLINE MUSICを利用するケースが増える結果となった。