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'19年の音楽ストリーミング市場はDLの約2倍に。全体では'11年以来の700億円超え

日本レコード協会(RIAJ)は19日、2019年の年間音楽配信売上実績を発表。年間売上は前年比110%の706億円で、6年連続のプラス成長、2011年以来の700億円超えを達成した。内訳は、ストリーミングが前年比133%の465億円で、ダウンロード市場225億円の約2倍となり、市場をけん引している。

ストリーミングの内訳としては、音楽のサブスクリプションが前年同期比130%の404億1,700万円、音楽ビデオのサブスクリプションが同246%の13億700万円、「広告収入/音楽」は同463%の15億5,300万円と、前年の4倍以上の伸長となった。

一方で、ダウンロードはシングルトラックが前年同期比87%の138億5,300万円、アルバムが同90%の84億600万円、音楽ビデオが同76%の1億9,500万円と、いずれも前年割れとなっている。

先月発表の2019年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額は2,291 億円。これと、2019年音楽配信売上706億円を合計すると2,998億円(対前年比98%)となり、音楽ソフト(パッケージ)と音楽配信(デジタル)の比率は76:24となる。

なお、2019年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上は、前年同期比111%の185億円。