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劇場アニメ「サイダーのように言葉が湧き上がる」。坂本真綾参加、市川染五郎が初声優

市川染五郎が声優に初挑戦し、杉咲花とともにメインキャストを務める劇場オリジナルアニメーション「サイダーのように言葉が湧き上がる」が5月15日より全国公開。新たに坂本真綾や神谷浩史の参加も発表されたほか、メインビジュアルや主題歌などの情報が解禁となった。前売券のムビチケは2月28日から上映劇場にて数量限定で販売され、価格は1,500円。

「サイダーのように言葉が湧き上がる」メインビジュアル
(c)2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく。監督・脚本・演出は、「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」などを手掛け、繊細で叙情的な演出に定評のあるイシグロキョウヘイ。原作はフライングドッグ。アニメーション制作はシグナル・エムディ×サブリメイション。

メインキャストには初映画、初主演、声優初挑戦となる市川染五郎と女優の杉咲花。さらに、声優界からは山寺宏⼀、花江夏樹、梅原裕⼀郎、潘めぐみ、中島愛、諸星すみれが脇を固める。さらに、神谷浩史と坂本真綾の参加も発表。神谷は「クジラの子らは砂上に歌う」から引き続き、坂本は初のイシグロ監督作品への参加となる。

ひろがる空の青さが印象的な新ビジュアルは、キャラクターデザインの愛敬由紀子による描き下ろし。市川演じる内気な俳句少年チェリーと杉咲演じるマスク少女スマイルを中心に、年齢層も人種も様々なキャラクターたちが生き生きと描き出されている。床に描かれるタギングにも注目。初夏の爽やかな日差しを感じるような、甘く弾ける青春色満載のビジュアルとなっている。

「サイダーのように言葉が湧き上がる」ムビチケ
(c)2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

音楽情報も解禁。主題歌は、never young beachによる、作品タイトルと同名の書き下ろし曲「サイダーのように言葉が湧き上がる」。シングルのリリースは5月13日。

主題歌を担当するnever young beach

また、監督が「シナリオを書いている時にずっと聞いていた」という大貫妙子が劇中歌「YAMAZAKURA」を書き下ろしで提供した。音楽を務める牛尾憲輔の劇伴も収録したオリジナルサウンドトラックは5月13日に発売される。

大貫妙子が劇中歌を書き下ろした

「サイダーのように言葉が湧き上がる」あらすじ

17回目の夏、地方都市。

コミュニケーションが苦手で、俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。

ある日ふたりは、バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった想い出のレコードを探しまわる理由にふれる。ふたりはそれを自分たちで見つけようと決意。フジヤマの願いを叶えるため⼀緒にレコードを探すうちに、チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って……。