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FAudio、BA 3ドライバのユニバーサル型イヤフォン「Chorus」

ミックスウェーブは、香港FAudio製のユニバーサル型イヤフォン新機種「Chorus(コーラス)」を3月6日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,000円前後。

Chorus

「日本向け限定のカスタムイヤフォン(カスタムIEM)として発売された人気モデルをもっと身近に楽しんでほしい」との思いから製品化された、ユニバーサルモデル。カスタムIEMメーカーのFAudioとミックスウェーブが共同開発したバランスド・アーマチュア型(BA)ドライバーを3基搭載している。

FAudio独自技術の「True Crossover Technology(T.C.T)」を採用し、音質は「ボーカルを中心に展開され、表現力豊かなミッドレンジとタイトでスピード感のある低域でジャンルを問わないバランス」としている。

搭載する3基のドライバーは低域×1、フルレンジ×1、高域×1の構成。FAudioは、オーディオ機器の研究開発やOEM事業から得た経験、大手BAドライバーメーカーとの共同研究を経て、「フルレンジ・バランスド・アーマチュア型ドライバーを使用し、各周波数帯域をチューニングするという手法がリスニング上、最も綺麗なクロスオーバーを形成し、音源に対してより正確なサウンドを作り上げられる」としており、独自のチューニング手法を「True Crossover Technology(T.C.T)」と名付けている。同技術により各ドライバーが持つポテンシャルを活かし、低域から高域まで豊かなサウンドレンジを実現、従来までのイヤフォンとは異なるFAudioのサウンドを作り出すという。

筐体には堅牢な6061-T6アルミニウム合金を使用。アルミニウムのブロックをCNCマシンにより削り出すことで、共振が少なく、エンクロージャーとして高品質のサウンドを実現できるという。筐体の形状は、長時間リスニングしても疲れにくいという人間工学に基づいた形状を採用。音導管はステンレススティール製で、素材特有の音鳴りを防ぎ、低歪で原音に近いサウンドを届けるとしている。

筐体はアルミ合金

ケーブルは着脱可能で、イヤフォン側の端子部は、金メッキ仕上げのベリリウム銅製カスタム2pinを採用。導電性が高く、リケーブルもしやすい端子構造としている。

付属ケーブル「Silver Plated Litz Cable」は、4本の銀メッキ銅導体を使用、ジャケット(被覆)には耐久性や耐酸化性の高い医療用グレードのPVCジャケットを採用した。さらに、取り回しを良くするため、従来より支持されているケーブル構造を採用し、しなやかで柔軟性のあるケーブルとした。ケーブル長は約118cmで、プレーヤーなどとの接続はステレオミニ。

付属ケーブルのSilver Plated Litz Cable

FAudioが自社のユニバーサルイヤフォン向けに独自開発したシリコンイヤーピースを同梱。ボーカルラインの聴こえを良くするための細工を施した「FA Vocal」は、ノズルの長さや内壁のコーティングを変えることで、特別なチューニングに仕上げた。「FA Instrument」は、楽器の音にフォーカスしたチューニングに仕上げ、タイトな低域が特徴的。これらに加えフォーム型も同梱する。

付属イヤーピース

周波数特性は20Hz~24kHz、インピーダンスは25Ω、感度は112dB。キャリングケースや標準プラグアダプター、クリーニングツールなども同梱する。

付属のキャリングケース