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FAudio、“より正確なサウンド”のイヤーピース。初のケーブルも

Premium+EarTipsの「FA Vocal+」と「FA Instrument+」

ミックスウェーブは、香港のカスタムIEMメーカー「FAudio」が独自開発したイヤーピースPremium+EarTips「FA Vocal+」と「FA Instrument+」、ブランド初のアップグレードケーブル「Daylight」を6月10日に発売する。イヤーピースはS、M、Lの3サイズ展開で、価格は各1,980円。各サイズ3ペアセットでの販売。ケーブルは62,900円。世界限定250本のうち、日本では30本の販売が予定されている。

Premium+EarTipsは、同ブランドのFA Vocal、FA Instrumentを改良したイヤーピース。それぞれのノズルの長さや内壁のコーティングを変えることで、異なるチューニングが施されている。

新しく採用したシリコン素材は柔軟性が高く、従来のイヤーピースに比べ、イヤーピース内の音の反射を減らすことができ、より正確なサウンドを実現したとのこと。より柔らかくなったことで、耳への負担も減り、聴き心地も大幅に向上した。

「FA Vocal+」
「FA Instrument+」

FA Vocal+は、ボーカル帯域にフォーカスするよう作られており、鮮明なボーカル表現が可能。FA Instrument+は楽器の音にフォーカスし、タイトな低音域と生々しい楽器の響きを再現するという。

「Daylight」

アップグレードケーブルのDaylightは、FAudioが得意とするダイナミック型やハイブリッド型のさまざまなイヤフォンに使用することで「音場の奥行表現が向上され、より真価を発揮するように作られた」といい、台湾のアップグレードケーブルブランド「Erua Audio」協力の下、数々のチューニングと細部の改良を重ねて完成した。

開発・テストにおける重要なファクターは、2つの異なる素材と音色の特徴を活かし、信号の流速の違いによる周波数帯域の落ち込みを解消すること。ケーブル導体にはドイツ製の純銀線のコアと日本製のOCC銅線のコアを選定し、黄金比の多芯撚り構造で信号伝送に与える表皮効果や近接効果の影響を解消し、伝送効率を上げている。

はんだは、市販されているものを複数試し、最終的にオーディオ製品ではほとんど使用されていない非常に珍しいはんだに頼ることで、音の質感や音色を向上させたという。

毎日使用するイヤフォンを快適に使えるよう装着感を高めるべく、よりソフトなケーブルシースにファイバーメッシュプロテクションを採用。外観ではErua Audioのアイコンであるチタン製スプリッターとゴールドのワークピースを採用し、Daylight独自のロゴも追加した。チタン合金製のスプリッターパーツは適度な重量がケーブルワイヤーを耳や体に密着させ装着がより安定するように選ばれている。

入力端子は4.4mmバランス、出力端子はカスタム2pin。ケーブル長は約120cm。

入力端子は4.4mmバランス、出力端子はカスタム2pin