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米Google、リアルタイム翻訳できる完全ワイヤレス「Pixel Buds」
2020年4月28日 17:33
米Googleは27日(現地時間)、リアルタイム翻訳機能を搭載する完全ワイヤレスイヤフォン「Pixel Buds」を米国で発売開始した。価格は179ドルで、Clearly White、Quite Mint、Almost Black、Oh So Orangeの全4色展開。「今後数カ月内に海外でも発売する」としており、28日現在、日本のGoogle Storeでも製品情報を見ることができる。
2019年10月に米ニューヨークで行なわれた新製品発表会において、'20年の発売を予告していたGoogleのイヤフォン「Pixel Buds(第2世代)」。
初代はネックバンド型だったが、最新モデルでは“完全ワイヤレス”型に進化。リアルタイム翻訳ほか、独自のペアリング技術「Fast Pair」による機能・使い勝手や、Bluetooth 5.0準拠による接続安定性、IPX4の生活防水性能などが強化されている。
12mm径のダイナミック型ドライバーを搭載し「迫力と優れた音質を実現」。固定用アーチが付いたボディを採用。「数千人の耳の形をスキャンして快適な装着感を実現」したとしており、3点支持構造により運動中でも外れることなく、フィットするデザインを目指したという。
ビームフォーミングマイクと顎の動きを検知するセンサーを使い、ユーザーの声を認識し、通話時に音声をクリアに届ける事が可能。周囲の音に応じて、ボリュームを調整するアダプティブサウンドも備える。
Bluetooth 5.0準拠。独自のペアリング技術「Fast Pair」に対応し、Android 6.0以降のスマートフォンであれば、1回のタップでスマホとペアリング設定可能。
Fast Pairの新機能をサポートし、着信音を鳴らして部屋にあるヘッドフォンの位置を確認したり、紛失した場合など、ロケーション履歴がオンになっていれば、最後にヘッドフォンが確認できた場所を特定することができる。また充電ケースの開閉でバッテリーレベルをスマホに表示したり、残量が少なくなったばあいはスマホへ通知する機能が加わり、充電タイミングが簡単に把握できる。
発声された内容を表示し、会話モードの画面でリアルタイムに翻訳できるようになったほか、ハンズフリーのGoogleアシスタントも引き続き対応する。
ハウジング部はタッチセンサー式で、タップ操作で音楽再生と一時停止、スワイプで音量調整できる。IPX4の防水性能を備える。
イヤフォン単体で、最大5時間の音楽再生が可能。通話の場合は最大2.5時間。充電ケースとの併用で、最大24時間の音楽再生と最大12時間の通話が可能。ケースの充電ポートはUSB-Cで、無線Qi充電も行なえる
重量はイヤフォン単体が5.3g、ケース単体が56.1g。