ニュース

オーテク、約5万円で木製キャビネットのターンテーブル。アームはカーボン製

「AT-LPW50PB」

オーディオテクニカは、ピアノブラック仕上げの木製キャビネットを採用したベルトドライブ方式のターンテーブル「AT-LPW50PB」を5月15日より発売する。価格はオープンで、市場予想価格は5万円前後。

33 1/3回転、45回転に対応可能なベルトドライブ方式のターンテーブル。安定した回転を保持するスピードセンサーを搭載した、高精度DCモーターを採用。制振設計を施したアルミニウム合金ダイキャスト仕上げのプラッターとラバーマットを装備している。厚さ30㎜の高剛性MDFシャーシは、モーターやプラッターの回転を安定させ、不要振動を抑えるなど音質向上にも寄与するという。

付属のカートリッジは、自社製VM型「AT-VM95E」の特別なブラックカラーモデル。ヘッドシェルにはAT-LPW50PB専用の「AT-HS4」を採用。なお、カートリッジは「AT-VM95シリーズ」との互換性があり、別売の交換針に換えて音の違いを楽しめるほか、さらなる高音質を追求できるとする。油圧式アームリフター付きのストレート型のトーンアームには、音質を重視した設計で軽量かつ高強度なカーボンファイバー素材を採用している。

フォノイコライザーを内蔵し、PHONO/LINE出力が選択可能。ACアダプター採用の外部電源方式によりノイズの少ない回路設計としている。

外形寸法は420×340×126(幅×奥行き×高さ)mm。重量は5.56g。ダストカバー、ダストカバーヒンジ、プラッター(ドライブベルト付き)、カウンターウェイトラバーマット、EPアダプター、ACアダプター(約1.5m)、オーディオケーブル(約1.0m)などが付属する。

アンプやアクティブスピーカーなど、PHONO入力端子を持たない機器でもレコードが聴けるようになるフォノイコライザー「AT-PEQ30」も同日より発売する。価格は22,000円。

「AT-PEQ30」

VM(デュアル・マグネット)型、MM(ムービング・マグネット)型、MC(ムービング・コイル)型のカートリッジが付いているレコードプレーヤーに対応。フロントスイッチで各カートリッジへ切り替えられる。

⾼⾳質FET⼊⼒により低ノイズを実現した本格的なNF型フォノイコライザー回路を搭載。優れたRIAA特性で高いパフォーマンスを発揮するという。金属製エンクロージャーや、アルミ削り出しフロントパネル、金メッキコンタクトなど、低ノイズ・最⼩歪みのための⾼品質パーツを、それぞれの⾳響特性に応じて最適なレイアウトでまとめ上げたとする。

入力インピーダンスはMMが47kΩ、MCが120Ω。入力感度はMMが4.5mV、MCが0.28mV。消費電力は2.5W。外形寸法(突起部除く)は197.5×125.5×47mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約890g。ACアダプターが付属する。