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松竹監修、“歌舞伎や映画の歴史”を感じるホテルが浅草六区に今年オープン

浅草六区松竹ビル

松竹が台東区浅草二丁目にて開発を進めてきた「浅草六区松竹ビル」が4月30日に竣工。浅草中映劇場の跡地で、浅草観光の新たな拠点となることを目指し、日本ビューホテルが「浅草ビューホテル アネックス 六区」を開業する予定。松竹は、“歌舞伎から映画にわたるエンターテイメントの歴史を感じさせる仕掛け作り”で監修・協力を進めており、準備期間を経て本年開業する予定。

国内外からの観光客の増加に伴い、「浅草六区という立地特性を踏まえ、本物の土地の記憶を旅情として持ち帰って頂くことをコンセプトとしている」という。

具体的には、アールデコ様式の外壁に、街のナイトタイムの活気に貢献するというライトアップを計画。歌舞伎風など季節や催事に合わせた可変的なプログラムの実施を予定。照明計画の監修は、歌舞伎座・南座に続いて石井リーサ明理氏が担当する。

ライトアップのイメージ

グループ会社である歌舞伎座から、この春まで実際に歌舞伎座の舞台で使用していた檜板を提供。1階レストランに併設される小舞台の床板に転用する。また、歌舞伎役者絵を現代的手法で描いた館内アートや歌舞伎の演目をコンセプトとした客室など、松竹がデザイン監修する。

実際に歌舞伎座の舞台で使用していた檜板を活用

さらに、かつてこの地にあった映画館を偲ばせる昭和初期に実際に使用された映画撮影用カメラを松竹が提供。2階フロントロビーに展示予定。

住所は東京都台東区浅草2丁目9番10号。敷地面積は1,576m2(476坪)。延床面積は9,950m2(3,009坪)。鉄骨造地上10階建で、ホテルの客室数は199室。

昭和初期に実際に使用された映画撮影用カメラを松竹が提供。2階フロントロビーに展示予定