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ケーブルテレビとNetflixが連携、STBで配信視聴、CATV+Netflixまとめて支払い

日本ケーブルテレビ連盟と、Netflixの日本法人は、Netflixが配信する映画やドラマシリーズをより多くの視聴者へ提供することを目的にサービス提携。対応するケーブルテレビ局のセットトップボックスでNetflixが楽しめるようになるほか、ケーブルテレビ業界の共通ID連携基盤「ケーブルIDプラットフォーム」を活用し、Netflixの月額料金をケーブルテレビの料金とまとめて支払えるようになる。

11日以降、北海道、東北、信越、東海地区の6社がNetflixの提供を開始する予定。また、2020年度上期中に25社程度、年度末には計50社程度が提供を予定。Netflixを提供する局数を随時拡大する。詳細は後述する。

日本ケーブルテレビ連盟企画部次長の仲見政仁氏は今回の連携について「ケーブルテレビを取巻く競争環境は大きく変化しており、インターネットを介して多くの情報、映像、コンテンツが流通する時代となっている。その流れの中心に位置するのがOTT事業者であり、とりわけ日本国内で最も勢いのある事業者がNetflix。お客様からはケーブルテレビ局によるワンストップでのNetflixサービスの提供を望む声が多く寄せられている。この声に応え、日本ケーブルテレビ連盟が中心となり、Netflixとの連携を実現した。幅広いジャンルのオリジナル作品の提供によりお客様の満足度を飛躍的に上げられると期待している」とコメント。

Netflix ビジネス・デベロップメント部門 ディレクターの下井昌人氏は「日本ケーブルテレビ連盟に加盟する日本全国のケーブルテレビ局との提携を通じて、より多くのお客様にNetflixでしか観られない話題作や数々の権威ある賞を受賞した長編映画などをお楽しみいただけるものと期待している」という。

6月以降、Netflixを視聴可能なケーブルテレビ局のSTBを使い、Netflixの視聴が可能。新たに作成したNetflixのアカウントを使えば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどからも視聴できる。

2020年6月連携開始予定局(6社)

  • ニューメディア(NCV)(米沢、函館、新潟、福島の各センター)
  • キャッチネットワーク(KATCH)(CNCIグループ)
  • 知多メディアスネットワーク(medias)(CNCIグループ)
  • 知多半島ケーブルネットワーク(CCNC)(CNCIグループ)
  • シーシーエヌ(CCN)(CNCIグループ)
  • スターキャット・ケーブルネットワーク(starcat)(CNCIグループ)