簡単アニメ制作ツール「AniCast Maker」でリモート制作した映像公開

エイベックス・テクノロジーズ(ATS)は、誰でも素早く簡単にアニメ制作が可能な次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker(アニキャストメーカー)」を用い、フルリモートで制作したオリジナルアニメ「彼女は歌う、だから僕は。」を公開した。

ATSは、「強いIPの創造」というミッションのもと、新たなクリエイティヴの創出を支えるテクノロジーの研究開発の一環として、エイベックス・ピクチャーズ(API)と共同で、従来よりも少人数、低コストかつ短時間でのアニメ制作を実現する次世代アニメ制作ツール「AniCast Maker」の研究開発プロジェクトを推進している。

AniCast Makerでは、VR空間上に自由にキャラクターやカメラマンを配置し、それらのアバターの中に入って演技をすることで、アニメーションを制作することができる。

今回、フルリモート環境下においてAniCast Makerを用いた新たな映像制作の実証実験を実施。その成果として、約7分のオリジナルアニメーション映像を制作し、YouTubeにて公開した。

公開された映像は、PCゲームブランド「minori」にて原作、監督、プロデューサーを務めた酒井伸和を監督として、メインスタッフは6名、制作期間は約2カ月という、短期間かつ少人数で制作されたもの。アニメ・映像事業では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により作品づくりが停滞しているが、そのような環境下でもフルリモートでのアニメ制作に成功したとする。