ニュース

ムビチケ前売券の販売枚数伸長。感染対策徹底で「映画の鑑賞意欲向上」

ムービーウォーカーは、2020年8月度のムビチケ前売券(オンライン)の販売枚数が前年同月比129%の83,759枚を記録したと発表した。 緊急事態宣言解除後の興行各社による新型コロナウイルス感染予防対策により、徐々に映画館に映画ファンが戻ってくるようになっており、結果ムビチケ前売券の販売枚数好調に結びついたという。

インターネットで座席指定できるデジタル映画鑑賞券「ムビチケ」は、2011年にサービスを開始。現在ではシネコンを100%カバーしており、ムビチケ前売券(オンライン)においては'18年6月にポイントサービス、10月にソーシャルログイン機能を導入。'19年4月にはムビチケを購入できる映画アプリ「MOVIE WALKER」、7月にはポイントを使って購入できる「ムビチケ当日券&映画GIFT」をリリース。'20年6月には、新しい会員サービス「MOVIE WALKER会員」を立ち上げた。

'19年の年間興行収入は、過去最高となる2611億円(2000年の興行収入による集計方法変更後)を記録したが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響を受け、'20年5月の興行収入は前年同月比98.9%減の約1億9600万円に。

緊急事態宣言解除後、興行各社による徹底した新型コロナウイルス感染予防対策によって、徐々に映画館に映画ファンが戻ってくるようになり、公開延期となった作品の公開も続々と決定。現在も感染予防のために座席数を減らしての上映が続いているものの、夏の映画興行も邦画を中心に盛り上がりを見せた。

映画業界全体の取り組みがユーザーの鑑賞意欲を向上させ、結果として2020年8月度のムビチケ前売券(オンライン)の販売枚数好調に結びついている、と分析している。