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スリムなペン型全天球カメラ「IQUI(イクイ)」。リコー発スタートアップ
2020年9月16日 18:46
リコー発のスタートアップ企業であるベクノスは、簡単操作を実現したスリム・ペン型の全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を10月1日に発売する。価格は29,800円。11月には別売りオプションのバッテリーチャージャーケース(型番:BCC-1)も発売予定。価格は8,800円。
まず日本と中国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスの6カ国で販売が開始される。国内ではAmazon.co.jpと、b8ta Tokyo - Yurakucho、b8ta Tokyo - Shinjuku Marui、二子玉川 蔦屋家電で販売を開始し、順次拡大するという。
IQUIは「さまざまなライフスタイルに溶け込み、普段遣いで楽しく全天球画像をお楽しみいただくこと」を基本設計思想とする全天球カメラ。バッグやポケットから素早く取り出し、何気ない日常を全天球画像として撮影できるよう、スリム・コンパクトの極限を目指したという。
側面に3つ、天面に1つの計4つのレンズで構成される新開発の独自光学系を搭載。F値は2.5。ボディも携帯性だけでなく、手になじみやすく使いやすいデザインと、持ち運びやすい質量を実現したという。
本体には電源ボタン、シャッターボタン、写真/動画モード切り替えボタンの3ボタンを備え、この3つだけで基本的な操作を行なえる。電源ボタンを押せば瞬時に立ち上がり、待つことなく撮影可能。撮影はフルオートで、シャッターボタンを押すだけで本体が自動的に画質を調整する。
配信中のスマートフォン用アプリ「IQUISPIN」を使うことで、IQUI本体とスマートフォンとBluetooth経由でペアリング可能。撮影画像の転送や編集もスマートフォンで行なうことができる。またアプリ側でシャッターボタンを操作することもできる。
バッテリー容量は720mAh。一度の充電で静止画約100枚、動画は合計約30分撮影できる。本体に充電用の有線接続コネクターはなく、付属のUSBコネクター経由でACアダプターと接続する。
11月発売予定のBCC-1を使えば、本体を収納して持ち運びながら充電可能。BCC-1はIQUIを2回以上充電できるバッテリー容量を持ち、ケースのフタを開けるとIQUIがポップアップする機構も備える。
内蔵メモリは14.4GBで、静止画はJPEG形式で約1500枚、動画は1回の撮影につき最大30秒、合計約30分(30秒動画約60本)の記録ができる。静止画解像度は5,760×2,880ドット、動画は3,840×1,920ドット/30fps/約45Mbps。
Wi-Fiは802.11 b/g/n(2.4GHzのみ)に対応、Bluetooth 4.2もサポートする。
外形寸法はレンズ部がΦ19.7mm、グリップ部がΦ16mm、全長は139mm。重さは約60g。簡易スタンドや専用ケースなどが付属する。