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超スリムなペン型全天球カメラ。「RICOH THETA」開発者達のスタートアップ
2020年3月10日 11:00
ベクノスは、スリムなペン型全天球カメラの開発を発表した。同社は、リコーが2013年に発売した世界初の民生用全天球カメラ「RICOH THETA」の開発コアメンバーが中心となって発足したスタートアップカンパニー。開発中のカメラおよびアプリは、今年発売・サービス開始予定。
全く新しい技術を駆使したという、スリムなペン型デザインの全天球カメラ。優れた携帯性、デザイン性を実現するために、側面に3つ、 天面に1つの計4つのレンズからなる独自の光学系を搭載。
現在開発中のアプリを組み合わせることで、全天球カメラの楽しみ方をさらに広げていくという。このカメラとサービスを組み合わせる事で、「全天球カメラの本格的なコンシューマー市場拡大を目指す」としている。
ベクノスはリコーの新規事業開発の一環として積極的なオープンイノベーション、外部の知見などを活用することを主眼として2019年8月に設立された。 リコーの関連会社でありながら、リコーのコア事業とは異なる「イノベーション特区」と位置づけ完全に独立したスタートアップとして今後活動していく。
企業ミッションとして「映像体験の革命により、人々に新しい感動を提供する」ことを掲げ、ユニークな光学技術とAIを活用した画像処理技術を統合。「今まで経験したことのないユーザーエクスペリエンスの提供を目指す」とする。
その実現のために、全天球カメラや特殊カメラの製造・販売と、コンシューマー向けソフトウェアならびにWebサービスの作成・販売を行なっていく。