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ボーズ、高音質化したサングラス「Bose Frames」TempoとSoprano
2020年10月8日 15:30
ボーズは、サングラスにワイヤレスヘッドフォンの機能を組み合わせたウェアラブルデバイス「Bose Frames」の新モデル2機種を発表した。価格は「Tempo」と「Soprano」どちらも3万円。8日から予約受け付けを開始しており、11月5日に発売予定。
「シリーズの中で最高のパフォーマンスを発揮し、サイクリング、ランニング、クライミングなどの屋外でのアクティビティ向けに特別にデザインされた」という。スタイル、デザイン、音響性能がオリジナルモデルより向上、「より一層日常的な使用に適している」とする。
独自かつ、ボーズ史上最少・最薄というスピーカーを、テンプル(つる)にシームレスに埋め込んでいる。これにより、迫力のあるサウンドをワイヤレスイヤフォンからではなく、サングラスから再生。耳にイヤフォンを挿入する必要はない。
重さは50gグラム以下で、「一見従来の一般的なサングラスとの違いを感じさせませんが、電源をオンにすると、スマートフォンにワイヤレスで接続し、音楽の再生、通話の着信・受信、さらに音声アシスタントの使用が可能なパーソナルデバイスへと変貌する」という。
どちらの製品も偏光レンズを採用、紫外線を最大99%ブロックできる。
Tempo
Tempoは、TR-90のナイロン素材は筐体に採用。極端な温度差での使用や、過酷なトレーニングにも耐えられる、耐久性、軽量性、柔軟性に優れたスポーツ向けと位置づけられている。
カスタムデザインのスプリングヒンジと、TPE(熱可塑性エラストマー)テンプルチップを採用し、安定性も高めている。程よいグリップ力でズレ落ちを防ぐ 3種類のノーズパッドも付属。「マラソンやトライアスロンなどの競技中、水上あるいはオフロードでの使用、急な傾斜を高速で走行するときであっても、 動いたり、揺れたり、ずれたりすることはない」という。
Tempoには、22mm径フルレンジドライバーを搭載。「より深く、より大きなサウンドを再生することができ、時速40kmで走行する自転車に乗っている最中でも十分なボリュームを保ちながら、周囲の交通音や警報音、トレーニングパートナーやチームメイトの声を聞き取ることができる」とする。
USB-C端子で充電が可能。最大8時間のバッテリー駆動が可能。
Soprano
2基の16mm径スピーカーを含むすべての電子部品を、フレーム内にコンパクトかつシームレスに収納。「厳選されたプレミアム素材と部品で高品質に作り込まれ、キャットアイ風のフレームデザインでよりエレガントなルックスと最高の快適さを実現。快適なかけ心地と絶妙に調節されたヒンジの緻密なバランス、ブリッジの美しい曲線、ハイグロスブラックコーティングなどの仕様は、まさに高級感溢れるサングラスそのもの」だという。
音質面では、低音の再現性が大幅に改良。「音楽コンテンツがより深く、より詳細に再現されるようになった」という。耐傷性、および耐飛散性にも優れ、付属のポゴピンケーブルによるフル充電で、最大5.5時間の連続再生が可能。
2機種とも、高いボイスピックアップ性能を搭載。マイクシステムをデュアルビームフォーミングマイクアレイに変更し、風切り音や周囲の会話などのノイズから、ユーザーの音声を分離。新たなデジタル信号処理と組み合わせ、遠距離でもその効果が顕著に発揮されるという。