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日本版「24」9日放送開始。TELASAでスペシャル番組も
2020年10月9日 08:15
唐沢寿明主演で、米国の大ヒットドラマシリーズ「24」を日本版にリメイクした「24 JAPAN」が、9日の23時15分よりテレビ朝日系列で放送される。放送に先駆けて1日には制作記者会見が行なわれ、主要キャストが意気込みを語った。この模様はテレビ朝日公式YouTubeチャンネルや公式LINEアカウント、無料インターネットテレビ局の「ABEMA」、動画配信サービスの「TELASA」で配信されている。
オリジナル版の「24」は2001年に放送がスタートした作品。アメリカ連邦機関CTU(テロ対策ユニット)所属の捜査官ジャック・バウアーが凶悪なテロ事件と戦う姿を描いた。1日に起きた物語を1時間ずつ、全24話で描く手法や、キーファー・サザーランド演じるジャックのアクション、スピーディーかつスリリングな展開が話題となり、日本を含む全世界で大ヒットを記録した。
テレビ朝日は開局60周年記念として、20世紀FOXとタッグを組んで同シリーズを日本版にリメイク。“米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領”が誕生するまでの24時間を描いたシーズン1をベースに、“日本初の女性総理”が誕生するまでの24時間を全24話で克明に描く。
日本版ジャック・バウアーこと獅堂現馬(しどう・げんば)を演じる唐沢は、オリジナル版を「何十回も見た」と語るほど大ファン。本作では、テロリストによる女性総理候補暗殺計画を阻止するため、そして誘拐された家族を取り戻すために戦うCTU第1支部A班の班長・獅堂を「俳優生命を懸けて」体現する。
1日に行なわれた制作記者会見で、唐沢は「シーズン1にはミサイルが飛んでくるような派手な演出はないぶん、お芝居の中にとても緊張感のあるやり取りが多いんですよ。『24』を昔見ていた皆さんに満足してもらえるか気になりますし、オリジナル版に近い熱量と集中力を切らさないようにしなければ…という“自分との戦い”もあり、気が抜けません。ちょっとでも舐めた演技をしていると、ファンの方にもすぐ見透かされますから!」と気を引き締めていた。
日本初の女性総理候補の朝倉麗(あさくら・うらら)を演じる仲間由紀恵は、「好きな海外ドラマの日本版に出られること、そして本当に素敵で魅力的な役者さんたちと一緒にこの作品を作れることを、とてもうれしく思っております。最後まで一緒に走り抜けたいと思います」とコメント。
そのほか会見には、獅堂の同僚で元恋人の水石伊月(みずいし・いつき)役を演じる栗山千明、水石の現在の恋人であるCTU捜査員の南条巧(なんじょう・たくみ)を演じる池内博之、獅堂の妻、六花(りっか)を演じる木村多江が登場し、「24 JAPAN」への思いを語った。
会見にはジャック・バウアーのモノマネで一世を風靡したお笑いコンビ「どきどきキャンプ」の岸学が乱入。唐沢と“一触即発”の状況になるなど、会場を盛り上げた。
初回放送の24時間前にあたる8日(木)の23時15分からは、放送開始まで1時間おきに、全24種類のPR映像を放送する「カウントダウンPR」も実施中。各PR映像には「24 JAPAN」への期待が高まるシーンが収められており、どの映像も1度きりのオンエアとなる。
「TELASA」ではオリジナルストーリーを含めたスペシャル版を配信
動画配信サービスの「TELASA」では地上波放送終了後、放送には入らなかった未公開シーンや、配信版のみで展開される“24史上初”のオリジナル・サイドストーリーを加えた60分バージョンの「配信スペシャル版」を配信する。
オリジナル・サイドストーリーは、知っておくとより地上波放送を楽しめる人間関係や裏事情、過去が分かる内容とのことで、第1話放送後に配信される“配信スペシャル版”では、獅堂の娘である美有(桜田ひより)と、親友の函崎寿々(柳美稀)の出会いから、2人が意気投合していくというオリジナルシーンが描かれる。また、この配信スペシャル版では記者会見乱入した岸がナレーションを担当。さらに岸本という役で出演も果たす。
TELASAでは、配信スペシャル版の第1~3話を毎週地上波放送終了後に無料配信するほか、地上波放送版も配信する。
解答制限“24時間”のプレゼントクイズも
毎週地上波での放送終了後には、TELASA公式Twitterでプレゼントクイズを実施。毎週24名に1,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされる。クイズは「配信スペシャル版」を見れば解ける内容とのこと。