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日本版「24」10月放送。唐沢寿明がジャック・バウアー熱演「俳優生命懸ける」

テレビ朝日は、開局60周年記念として米国の大ヒットドラマシリーズ「24」の日本版リメイク「24 JAPAN」を2020年10月より放送する。日本版ジャック・バウアーこと獅堂現馬(しどう・げんば)を演じるのは唐沢寿明。テレビ朝日系列で全24話を放送する。

テレビ朝日ホームページ「24 JAPAN」より

2001年に放送開始された米国のオリジナルドラマ「24」は、アメリカ連邦機関CTU(テロ対策ユニット)の捜査官ジャック・バウアー(キーファー・サザーランド)が、凶悪なテロ事件と戦う姿を描いた作品。1シーズン(全24話/24時間)をかけて1日の出来事をリアルタイムで描く革新的なスタイル、スピーディーかつスリリングな展開で人気を博し、世界的大ヒットを記録した。

同シリーズを、テレビ朝日と20世紀FOXがタッグを組んでリメイク。“米国史上初のアフリカ系アメリカ人大統領”が誕生するまでの24時間を描写したオリジナル版のシーズン1をベースに、初の日本版リメイク「24 JAPAN」では“日本初の女性総理”が誕生するまでの24時間を克明に描く。

日本版ジャック・バウアーこと獅堂現馬には、俳優・唐沢寿明の起用が決定。唐沢はオリジナル版の大ファンで「『24』は何十回も見ていた作品。当時はジャック・バウアーの同僚トニー・アルメイダが好きで、自分の携帯もCTUの内線電話の着信音にして、友達からの電話には『アルメイダ』と名乗って出ていたんですよ(笑)」と明かす。

それゆえに「俳優生命を懸けて取り組みます! 日本独自の色も出しながら、視聴者の方々が面白いと思える作品を本気で作りたい」と気合十分。きたる撮影に向けて準備も万全で、「急にアクションシーンが来てもケガをしないよう、護身術を混ぜた結構ハードなトレーニングもして備えている」と語る。

そんな唐沢は今回演じるのが、テロリストによる女性総理候補暗殺計画を阻止するため、そして誘拐された家族を取り戻すために必死で戦うCTU第1支部A班の班長・獅堂現馬。“2020年の最新テクノロジーと世界情勢”も織り交ぜながら、最大スケールで展開する“日本初のリアルタイムサスペンス”を、渾身の芝居で盛り上げる。

これまで、さまざまな名作のリメイク版で主演を演じてきたが「リメイク作品をやると発表されるたびに、いつも様々な意見をいただきます。『白い巨塔』のときも『唐沢にできるわけないだろ!』って、最初は言われましたから(笑)」と、過去の逆風スタートを振り返るが、最終的には“唐沢寿明で本当によかった!”と世間に言わしめる芝居で逆境を飛び越え、成功に導いてきた。

超大作「24」の日本版リメイクに挑むことについては「今回は僕のキャリア史上、一番賛否両論あるんじゃない(笑)? でも、自分より下の世代の子たちが今後、海外作品のリメイク版にもバンバン挑戦できる環境を整えるためにも、先陣を切る役目は僕が買って出ますよ」と、闘志に満ちた熱い思いを吐露。

「とにかく、まずは『24 JAPAN』を見てください。そこでもし『日本人のみんなも頑張ってるね』と思っていただけたら、逆に応援してほしいんです。視聴者の皆さんとも一緒に『24 JAPAN』を作りたい――そう考えていますので、意見もどんどん出していただきたいと思います」と呼びかけている。

なお、本作は無料インターネットテレビ局「AbemaTV」や、動画配信サービス「TELASA」(現在のビデオパスが4月7日よりサービス変更)とも連携し、多角的なプロジェクト展開を行なっていくという。