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NECが完全ワイヤレス開発。音声をクリアに、耳で個人認証

完全ワイヤレス型ヒアラブルデバイス

NECは、Makuakeを使って完全ワイヤレス型ヒアラブルデバイスの先行予約販売を開始した。限定500台で、価格は特別価格の29,800円(税込)。2021年2月末までに届く予定だという。

「ヒアラブルデバイスの認知度向上を図るとともに、オフィス・テレワーク業務をはじめとするさまざまなビジネスシーンで、ヒアラブルデバイスの新たな価値の提案・導入を加速。また、サポーターからの応援購入実績を作り上げることで、コンテンツ提供者やサービス事業者などのパートナーを募り、ヒアラブルデバイスを活用したワークスタイル変革やパーソナルアシスタントなどの、新たなソリューションを共同で開発していく」という。

NECは従来から、工場などの作業現場向けに首から下げるネックバンド型ヒアラブルデバイスを提供してきた。その技術を継承しながら、より多くのビジネスパーソンがさまざまなシーンで利用できる製品として、完全ワイヤレス型をフォスター電機と共同開発した。

内側と外側に配置した2つの集音マイクを使い、NEC独自の通話アクティブノイズキャンセリング技術を実現。装着者の発話音声を、外部の騒音の影響を受けにくい内側マイクで取得する一方、音声に混入する騒音は外側マイクで取得し、擬似騒音成分を用いて打ち消すことで、聞き手に届く発話音声をクリアにするという。

これにより、自宅やシェアオフィスなどでオンラインコミュニケーションを行なう際、装着者の周囲で発生しているペットの鳴き声、話し声、BGMなどの雑音を気にすることなく、ストレスフリーにコミュニケーションがとれるという。

NECの生体認証「Bio-IDiom」の1つであり、耳穴からの反響音特性で個人を特定する耳音響認証技術も採用。内側マイクを用いて個人認証を実現する。自身の耳を鍵として認証し、自分の音声メモをスマートフォンの専用アプリ上でセキュアに管理できる。将来的には、各個人にパーソナライズされた音声コンテンツをヒアラブルデバイスから提供することで、生活をサポートするパーソナルアシスタントサービスなどでの用途を検討している。

ユニットはダイナミック型で、サイズは4.85mm口径。通信方式はBluetooth5.1。プロファイルはA2DP、AVRCP、HFP、HSP。コーデックはSBC、aptX、AACに対応。9軸センサー(ジャイロ/加速度/地磁気)や近接センサーも搭載する。重量は片耳約8g、充電ケースは約60g。バッテリー持続時間は最大6時間、連続通話時間も最大6時間。充電時間は約1.5~2時間。