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Shanling、イヤフォンジャックを引き抜いて交換できるDAP「M8」
2020年11月13日 11:00
MUSINは、Shanlingブランドのハイレゾプレーヤー「M8」を11月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は179,300円前後(税込)。一般販売に先駆け、20日よりフジヤエービックにて先行販売する。
Shanlingのフラグシップモデルとなるハイレゾプレーヤー。本体上部のヘッドフォンジャックが交換式になっていることが特徴で、専用器具を使って交換することで、3.5mmアンバランス/2.5mmバランス/4.4mmバランス/3.5Proに変更できる。
DACは「AK4499EQ」をデュアルで搭載。性能を最大限活かすため、チップから出力される信号をI/V変換するプロセスやコンデンサや抵抗などの構成部品を見直し、回路設計の最適化を図ったという。
Qualcomm「CSR8675」を備え、Bluetooth 5.0準拠。コーデックはLADC/HWA/aptX HD/aptX/aptX LL(送信のみ)/AAC(送信のみ)/SBCに対応する。プロセッサにはXMOS「XUF208」を搭載し、PCMで768kHz/32bit、DSDで22.4MHzまでの再生が可能。
OSはAndroidで、CPUに「Snapdragon430」を採用。4GBのメモリと64GBのストレージを備え、スマホのようなスムーズな操作が可能としている。microSDカードスロットも備え、最大2TBまで対応する。
Shanling独自の適応クロックサンプリングアルゴリズム「FPGA」と、KDSの「低位相ノイズ水晶発振器」を45.1584MHzと49.152MHz用に2つ使用することでジッターを低減し、より正確なクロック信号の受け渡しを実現したという。
ゲインは3段階(Low/High/Turbo)で調整可能。最大出力値はバランスで840mW、アンバランスで260mW。
ボディは、航空機グレードのマグネシウム-アルミニウム合金製。剛性を備えながら信号の干渉を防ぎ、一体感のあるユニボディデザインを実現したとする。発熱する部品には大きなグラフェンシートを取り付けたことで、全域へ効果的に放熱を行なうほか、「360度冷却構造」により、長時間の連続再生時も安定した動作を行なえるとしている。
最大連続駆動時間は、アンバランス出力時14時間、バランス出力時9時間。QC 3.0に対応する充電器を使用すれば急速充電が可能。
周波数特性は20Hz~40kHz。アンバランス出力時はクロストークが75dB@32Ω、ダイナミックレンジが121dB、SN比が121dB、ノイズフロアが<115dB(1.7μV)、出力インピーダンスが<1Ω。バランス出力時はクロストークが115dB@32Ω、ダイナミックレンジが123dB、SN比が123dB、ノイズフロアが<113dB(2.1μV)、出力インピーダンスが<2Ω。
シャープ製5型液晶を備え、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)。Wi-Fiも備える。外形寸法は138×80×20mm(縦×横×厚さ)。重量は342g。ソケットモジュール(2.5mm/3.5Pro/4.4mm)、ソケットモジュール取り外し器、アクセサリー収納ケース、USBケーブル、画面保護フィルムなどが付属する。