ユキム、RCA端子に接続する音質改善アクセサリ。「高周波ノイズを吸収」

プラグ・ノイズ・アブソーバー「PNA-RCA01」

ユキムは、オーディオ機器のRCA端子に接続することで、デジタル回路、マイコン、スイッチング電源が発する機器内部の高周波ノイズの減少を図り、SN比の向上により、音の鮮度や解像度、高域の抜け感、低域の伸びなどが改善すると謳うプラグ・ノイズ・アブソーバー「PNA-RCA01」を12月中旬に発売する。価格は45,000円。

長年国内メーカーで音声回路設計に携わってきたエンジニアの山﨑雅弘氏が設計したノイズ吸引アタッチメント。「音声信号に重畳した約3MHz以上のノイズ成分が抵抗とコンデンサーの直列回路を経由して、ケース部に流入。高周波電流が金属(ケース)に吸収されることで安定化される」という。

オーディオ信号の帯域には影響しないため、L/R関係なく装着できるほか、入力端子だけでなく出力端子にも装着可能。アナログ端子に加え、デジタル端子にも装着できるとのこと。

磁性部品のみで構成された“ピュアオーディオ設計”。山﨑氏の長年の経験に加え、試作による試聴試験を繰り返してコンデンサーと抵抗の銘柄を選定したといい、英LCR製オーディオ用スチロールコンデンサーと、アムトランスの非磁性炭素被膜抵抗(AMRG 2W)を採用する。

音質に影響を及ぼすとして、プリント基板は使用せず。ハンドメイドの空中配線で製作される。ケースは、インピーダンスの低い削り出しの真鍮製。「流入した高周波電流を速やかに吸収する」という。

音質を考慮した銀入り鉛フリー半田、電磁ノイズ吸収剤なども採用した。サイズは全長52mm、グリップ部の直径は16.5mm。