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4K放送の映像・音声も確認できるデジタルレベルチェッカー

「LCV4A」

マスプロ電工は、新4K8K衛星放送の測定と、新4K衛星放送の映像・音声を確認できる業務用デジタルレベルチェッカー「LCV4A」を12月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は50万円前後。

従来の地上/BS/110度CSデジタル放送、スカパー! プレミアムサービスに加えて、新4K衛星放送の受信状態を、映像と音声で確認できるデジタルレベルチェッカー。マスプロ電工によれば、同機能を備えたポータブルタイプの測定機は業界初という。なお、新8K衛星放送の映像・音声は確認できない。

受信レベル、C/N、BER、放送局名と受信した映像を1画面で表示し同時に確認できる(スカパー! プレミアムサービスを除く)。測定判定が「OK」「NG」で表示されるため、信号の受信状況の判断が容易だという。判定値は任意で変更できる。デジタル変調の品質を視覚的に確認できるコンスタレーション表示も可能で、精度の高いアンテナ調整ができるとしている。

多チャンネル測定で、受信レベル、MER(C/N)、BERの測定結果をリスト表示でき、複数チャンネルの測定データも一目で確認できる。また、従来の70~770MHzに加え、CATV上り帯域(10~60MHz/パイロット信号のみ)、CATV下り帯域(770~1002MHz)の測定にも対応した。

地上デジタル放送を受信した際に、MERとBERの測定値から判断して確認マーク、BS/110度CS、スカパー!、新4K8K衛星放送を受信した際には、衛星受信確認マークを表示するため、アンテナの方向調整も確実に行なえるという。

測定画面ごとにボタンの機能が変更できるファンクションボタンも搭載。画面上に機能名を表示できるため、操作パネルに表記できなかった機能名も表示できる。

ファンクションボタン