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PlayStation、Switch、Xbox、悪質なプレーヤーへの対処強化などで連携
2020年12月15日 18:00
ソニー・インタラクティブエンタテインメント、任天堂、Xboxは、オンライン環境でユーザーを守るために、横断的な取り組みを実施していくと共同で発表した。「同じ目標に向けて取り組めばその成果は大きくなるため、今後も各社はゲームの安全性向上に対する取り組みに投資し、それを進めるとともに、拡大させていきます。ここで優先するのはユーザーの皆さま、特にお子さまがゲームをプレイする際の安全性の向上です」と説明している。
具体的には、「適切なゲーム体験についての理解を促進」として、ユーザーがゲーム体験をカスタマイズできるような管理機能を提供する事や、子供が適切にゲームを楽しむために、必要なツールや情報を提供し、保護者をサポートする事。安全性を高めるツールの情報をより多くのユーザーや保護者に届けること、不当な行為やコンテンツによりユーザーが被害を被ることのないよう、これを阻止するためのテクノロジーに投資する事などを理念として発表。
「パートナーシップ」の面では、業界全体で安全性を高めるという強い意志を持つことが重要とし、業界団体、業界内各社、規制当局、司法機関、専門家と協力して、オンライン環境での安全性を高める取り組みを展開・発展させていく。業界のための共同研究も実施していく。
また、「いかなる状況でもヘイトやハラスメント、または低年齢のユーザーの皆さまが不利益を受ける事態は避けなければならない」とし、安全にゲームを楽しむための行動や、悪質な利用者に対処するための通報ツールの使用を、ユーザーコミュニティと協力しながら奨励。
ESRBやPEGI、CEROなどのレーティング機関と協力し、ゲームが適切なレーティングを受けられるようにしていくという。
さらに、「プラットフォームの安全性を高める」ためとし、ユーザーが簡単に行動規範の違反を通報できるようにする事、当該コンテンツの削除だけでなく、サービスの利用制限など、違反プレイヤーに対して適切な法的措置を取る事、現地の法律に従い、司法機関からのあらゆる合法的な要求に対応する事、違反行為が確認された場合や、ユーザーが直ちに被害を受ける危険性が高いと思われる場合は、すみやかに法執行機関に通報するといった内容となっている。