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ソニー、立体音響技術でYOASOBI「夜に駆ける」原作小説をオーディオドラマ化
2021年1月14日 12:15
ソニー・ミュージックエンタテインメントは、YOASOBIの第1弾楽曲「夜に駆ける」の原作小説を、立体音響技術を用いてオーディオドラマ化。1月27日より各配信ストアにて配信開始する。なお、iTunesでは20日よりプリオーダー開始する。
YOASOBIは、小説を音楽にする音楽ユニットで、昨年のNHK紅白歌合戦に初出場を果たした。第1弾楽曲「夜に駆ける」は、2019年11月にリリースされると注目を集め、ストリーミングにおける歴代最速の3億回再生を記録、オフィシャルミュージックビデオはYouTubeにて1億3000万回を超える再生回数を記録した。
楽曲「夜に駆ける」が話題になるのと並行して、小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された原作小説「タナトスの誘惑」へのアクセスも増加し、原作者・星野舞夜による後日譚ともいえる短編小説「夜に溶ける」も発表するなど、「小説と音楽、視覚と聴覚が連なる新たなエンタテイメントのカタチを示してきた」とする。
今回、その小説「タナトスの誘惑」をベースに原作では描かれなかったエピソードを加えたオーディオドラマ「夜に駆ける」を制作。声優の伊東健人、楠木ともり、細谷佳正、木村昴が出演し、全編にわたって主人公「僕」の視点で進行する。
このオーディオドラマは、ソニーの事業開発プラットフォームで行なわれているグループ間連携による事業探索活動の1つとしてプロジェクト化。SMEを中心に、ソニーのR&D(研究開発)センターやソニーPCLなどが加わり、グループ横断で制作を行なったという。
「360 Reality Audio」にも活用している立体音響技術を利用することで、ヘッドフォン環境下で全てのセリフや効果音が、主人公「僕」視点の仮想的な空間に配置。場面や状況に応じて、様々な位置でセリフや効果音が再生されるため、リスナーはあたかも物語の中にいるかのような没入感を味わえるとしている。想像力により情景を思い描きながら楽しめ、「リスナーの数だけ観える景色が変わる『耳で観る』オーディオドラマになっている」としている。
作品概要
・僕:伊東健人
・彼女:楠木ともり
・先輩:細谷佳正
・課長:木村昴
・原作:星野舞夜『タナトスの誘惑』『夜に溶ける』(小説)
・脚本:静森夕
・企画制作:ソニー・ミュージックエンタテインメント
・音響設計/収録:ソニーPCL
・エグゼクティブプロデューサー:髙山展明(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
・演出:中村貴一朗(ソニーPCL)
・ラインプロデューサー:木藤準人(ソニーPCL)
・サウンドスーパーバイザー:喜多真一(ソニーPCL)
・フォーリー・SE制作:長谷川有里(ソニーPCL)
・ポストプロダクションデスク:平島靖子(ソニーPCL)
・アドバイザー:遠藤泰己(ソニー コーポレートテクノロジー戦略部門)
・BGM:齋藤マコト(STUDIO LETOH)