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空中で手を動かし音を変化させる"指輪型MIDIコントローラ"

ウェアラブルMIDIコントローラー「Neova」、Neova HubとNeova Ringで構成

ローランドは、フランスの音楽用ハード/ソフトウェアのブランド・Enhanciaから、指に装着し手の動きだけで自在にエフェクトを操れるウェアラブルMIDIコントローラー「Neova」を2月13日に販売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は6万円前後。

「Neova Hub」をUSBケーブルでシンセサイザーなどのMIDI対応機器に接続し、「Neova Ring」を指に装着するだけで操作可能。例えば、シンセサイザーなどでソロ・フレーズを演奏する際に、左手で鍵盤を弾きながら右手を空中で動かしてサウンドに変化を加えて、観客や視聴者に対して視覚的にも印象的なパフォーマンスを演出できる。

Neova Ringを装着し、シンセサイザーを空中で操る

また、MIDI対応の電子楽器だけでなく、PCとUSB接続することで各種DAWのコントローラーとしても使用可能。ワイヤレスの遅延は1ms(2m範囲内)のため直感的に楽曲の編集ができる。バッテリー持続時間は最大8時間。

Enhanciaは、これまで独自のモーション・センシング技術によって、障害を持つ子どものために、空中で手を動かすだけでドラム演奏が楽しめるシステムなどの開発を行なってきた。Neovaは、独自技術をさらに深めることで実現した"自由で直感的な演奏表現を可能にするMIDIコントローラー"。2018年のCES(米にて開催される世界最大のテクノロジー見本市)では、「ウェアラブル・カテゴリー」のイノベーション・アワードを受賞している。

Discover Neova - Your Instrument is ALIVE

4種類のMIDI Control Changeをジェスチャーにより送出でき、手を左右に揺らして"ヴィブラート"をかけたり、手を左右に傾けて"ピッチ・ベンド"(音程を滑らかに変化させる効果)が可能。また指を上下に動かす"ティルト"と、手首を回す"ロール"のジェスチャーには、任意のMIDI Control Changeコードを割り当てて操作可能。専用のパソコン用ソフトウェアで、設定の変更や、設定の保存が行なえる。

重量はNeova Hubが200g、Neova Ringが10g。USB Type-C ケーブル、MIDI接続用変換ケーブル、リングホルダー(8サイズ)が付属する。

付属品