「映像研」原作者・大童澄瞳が手掛けた乃木坂46最新シングルMV

「乃木坂46 『僕は僕を好きになる』 アニメver.」より

「映像研には手を出すな！」の原作者、大童澄瞳氏がストーリー、絵コンテ、原画を担当した乃木坂46の26thシングル「僕は僕を好きになる」アニメ版ミュージックビデオが、グループの公式YouTubeチャンネルで公開された。

大童氏が乃木坂46のスタッフから「最近の乃木坂46のMVは、物語性のあるものが少ない」という話を聞いたことがきっかけで制作されたMV。アニメーション制作は映画「映像研には手を出すな！」でアニメを担当したmonofilmoが担当した。

公開されたアニメ版MVはエアバイク部に所属する女の子が主人公で、自分への葛藤を持ちながらも、学校生活や部活動などに取り組む模様が描かれている。

制作の立ち上がりは昨年12月に入ってからだったとのことで、1カ月弱の期間でストーリーや絵コンテ、原画が制作された。

限られた時間での制作だったため、大童氏は「苦労した点は納期」とふり返っている。

「時間がとにかくなかったので、映像編集ソフトを使って音楽の上に絵を貼り付けて作る『Vコン』を制作しました」

「曲に対して直感的に絵を組んで行けるし、チーム内でイメージも共有しやすいので良かったと思います。幸い僕は映画部出身で現役YouTuberでもあるので、映像編集自体は『お手の物』でした」

1月27日に発売された「僕は僕を好きになる」は、乃木坂46にとって約10カ月ぶりのシングル作品。センターは実写版「映像研」で水崎ツバメ役を演じた山下美月が務めている。