ニュース
TVアニメ「ゴジラ S.P」、“ゴジラ”デザイン解禁
2021年2月12日 12:00
4月から13話構成でTV放送開始され、Netflixでも独占配信されるアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」。その本編に登場する、新たな“ゴジラ”のデザイン画が解禁された。デザインを手がけたのは、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」など多くのスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーター・山森英司氏。
解禁された“ゴジラ”デザインビジュアルは、山森氏による描き下ろしに、同じく本作のコンセプトアートを担当し、これまでに「リトルウィッチアカデミア」「キルラキル」など数々の作品で美術監督を務めた金子雄司氏が着彩。迫力ある“ゴジラ”のデザインビジュアルとなっている。
このゴジラが、ボンズと共に今作のアニメーション制作を手掛けるスタジオ・オレンジによるハイクオリティなCGによって、どんなアニメーションとなって「上陸」するのか? 注目だ。
―本作の怪獣デザインのオファーをいただいた時のお気持ちを教えてください。
山森「本当に私がやっていいのかな?と言う感じです。怪獣デザインにはそれなりに自信はありますが、何しろデザイナーとしては無名で実績も殆ど無い訳ですから。抜擢下さり大感謝です。大変光栄で未だに夢を見てる様です。」
―どのような思い、お考えを持ちながら怪獣デザインを描かれましたか?
山森「CGという事で、着ぐるみでは不可能な骨格にし、生物学的にも変じゃない巨大な生き物を意識してます。その上で原点回帰してモチーフからの再デザインだったり、歴代東宝怪獣をオマージュして取り入れたりしました。」
―今回発表されたゴジラのデザインをするうえでのこだわりを教えてください。
山森「何より初代のデザインモチーフを念頭に置き、絶対に人類と意思疎通など出来ない、畏怖すべき生き物としての威厳を持たせる事です。初期の昭和ゴジラのイメージを統合し、それでいて新しい初めて見る姿を目指しました。」
―放送を楽しみにしている方々へメッセージをお願いいたします。
山森「いち怪獣好きとしての私が観たかったゴジラは、きっと皆さんも観たかったゴジラであると信じています。特撮とは又違ったアニメーションならではの表現で暴れ回る怪獣達を是非楽しんで下さい。」