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TVアニメ「ゴジラ S.P」、“ゴジラ”デザイン解禁

ゴジラ S.P <シンギュラポイント>に登場するゴジラのデザインビジュアル
(C)2020 TOHO CO., LTD.

4月から13話構成でTV放送開始され、Netflixでも独占配信されるアニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」。その本編に登場する、新たな“ゴジラ”のデザイン画が解禁された。デザインを手がけたのは、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」など多くのスタジオジブリ作品に参加してきたアニメーター・山森英司氏。

解禁された“ゴジラ”デザインビジュアルは、山森氏による描き下ろしに、同じく本作のコンセプトアートを担当し、これまでに「リトルウィッチアカデミア」「キルラキル」など数々の作品で美術監督を務めた金子雄司氏が着彩。迫力ある“ゴジラ”のデザインビジュアルとなっている。

このゴジラが、ボンズと共に今作のアニメーション制作を手掛けるスタジオ・オレンジによるハイクオリティなCGによって、どんなアニメーションとなって「上陸」するのか? 注目だ。

“ゴジラ”デザインを手掛けたアニメーター・山森英司氏

―本作の怪獣デザインのオファーをいただいた時のお気持ちを教えてください。

山森「本当に私がやっていいのかな?と言う感じです。怪獣デザインにはそれなりに自信はありますが、何しろデザイナーとしては無名で実績も殆ど無い訳ですから。抜擢下さり大感謝です。大変光栄で未だに夢を見てる様です。」

―どのような思い、お考えを持ちながら怪獣デザインを描かれましたか?

山森「CGという事で、着ぐるみでは不可能な骨格にし、生物学的にも変じゃない巨大な生き物を意識してます。その上で原点回帰してモチーフからの再デザインだったり、歴代東宝怪獣をオマージュして取り入れたりしました。」

―今回発表されたゴジラのデザインをするうえでのこだわりを教えてください。

山森「何より初代のデザインモチーフを念頭に置き、絶対に人類と意思疎通など出来ない、畏怖すべき生き物としての威厳を持たせる事です。初期の昭和ゴジラのイメージを統合し、それでいて新しい初めて見る姿を目指しました。」

―放送を楽しみにしている方々へメッセージをお願いいたします。

山森「いち怪獣好きとしての私が観たかったゴジラは、きっと皆さんも観たかったゴジラであると信じています。特撮とは又違ったアニメーションならではの表現で暴れ回る怪獣達を是非楽しんで下さい。」

TVアニメ『ゴジラ S.P<シンギュラポイント>』PV第2弾/2021年4月放送開始/EDテーマ:「青い」ポルカドットスティングレイ

あらすじ

(C)2020 TOHO CO., LTD.

2030年、千葉県逃尾市。

“何でも屋”な町工場「オオタキファクトリー」の有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に気配がするということで調査へ。空想生物を研究する大学院生の神野銘は、旧嗣野地区管理局“ミサキオク”で受信された謎の信号の調査へ。

まったく違う調査で、まったく違う場所を訪れた見知らぬ同士の2人は、それぞれの場所で同じ歌を耳にする。

その歌は2人を繋げ、世界中を巻き込む想像を絶する戦いへと導いていく。

孤高の研究者が残した謎、各国に出現する怪獣たち、紅く染められる世界。

果たして2人は、人類に訪れる抗えない未来<ゴジラ>を覆せるのか―。