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「妖怪大戦争 ガーディアンズ」今夏公開。三池崇史監督作
2021年3月23日 12:00
1968年からの三部作、2005年には平成版が興行収入20億円の大ヒットを記録した映画「妖怪大戦争」が令和に復活。時代とともにスケールアップした映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」として今夏全国公開される。主人公の渡辺ケイを演じるのは寺田心。監督は'05年版でもメガホンを執った三池崇史が務める。配給は東宝、KADOKAWA。
脚本は「20世紀少年」シリーズや「GANTZ」シリーズなどを手掛けた渡辺雄介。製作総指揮に角川歴彦と荒俣宏が名を連ねる。誰もが知る有名妖怪を始め、映画オリジナルの妖怪、さらには世界中のモンスターも加わり、妖怪ワールドも拡大されるとのこと。制作プロダクションはOLM。
20XX年、列島を南北に縦断する断層・大地溝帯=フォッサマグナから現れた「妖怪獣」により、妖怪界と世界に未曽有の危機が到来。妖怪たちは「妖怪獣」に対抗する力として、伝説の武神を復活させる手立てを講じる。しかし、その復活には古代に妖怪ハンターであった渡辺綱(わたなべのつな)の血を継ぐ者の力が必要だった。そこで選ばれた宿命の兄弟が、思いもよらない大冒険に身を投じていく─!
かつてないスケールで展開される新たな「妖怪大戦争」は、主人公のケイを演じる寺田を筆頭に、妖怪たちの総大将・ぬらりひょんは大森南朋、ケイとともに冒険の旅へ繰り出す謎多き剣士・狐面女は杉咲花が演じるほか、姑獲鳥を安藤サクラ、雪女を大島優子、隠神刑部(いぬがみぎょうぶ)を大沢たかおなど、日本を代表する超豪華キャスト陣がまさかの妖怪役を演じる。
あわせて、ケイと個性豊かな妖怪たちの活躍が垣間見える特報映像が解禁されたほか、「真(まこと)の勇気はあるか」というキャッチコピーと共に、個性豊かな妖怪たちを背に勇ましく剣を構えるケイの姿が納められた、かつて子供時代に誰もが持っていた冒険心をくすぐるティザービジュアルも公開された。
人間キャストも発表され、伝説の妖怪ハンター・渡辺綱役として北村一輝、主人公の母・渡辺礼香役として松嶋菜々子、突如現れた妖怪獣と最初に遭遇する老人役として柄本明、主人公の弟・渡辺ダイ役として猪股怜生が出演する。
渡辺綱を演じた北村は「久しぶりの三池組への参加は故郷のような安心感がありました。やはり三池組は最高です!」とコメント。ケイの母・礼香を演じる松嶋も「三池監督とは「藁の楯」でご一緒したのですが、久しぶりにお声がけいただき嬉しかったです。今作では、主人公寺田心くんのお母さん役で人間でしたが、内心は妖怪になってみたかったです(笑)」と語っている。
さらに今年は映画公開に向け、日本はもちろん、世界に向けて「妖怪」を発信する一大プロジェクト「妖怪大ヤミット」もスタート。妖怪研究の第一人者である荒俣監修の展示会や映画のスピンオフストーリーを豪華声優陣、スタッフによる朗読で届ける朗読劇などが行なわれる。妖怪大ヤミットの詳細は公式サイトで確認できる。