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final×DITA共同開発“沈金”仕上げイヤフォン、26日発売

final×DITAの共同開発イヤフォン「SHICHIKU.KANGEN-糸竹管弦-」

finalは、自社ブランドfinalとシンガポールのオーディオブランドDITAと共同開発をしたイヤフォン「SHICHIKU.KANGEN-糸竹管弦-」を4月26日に発売する。筐体には、伝統技法「沈金」による「麻の葉文様」が施されている。全世界500台限定生産で、価格は298,000円。

新型コロナの影響により、生産スケジュールに大幅な遅れが生じ、当初予定していた2月から変更されての発売となる。'20年12月に発表され、直営店「final STORE」とオンラインストア「final DIRECT SHOP」では既に完売している。販売在庫については、全国の販売店に問い合わせるようアナウンスしている。

純金粉を用いた「麻の葉文様」

ドライバーには共同開発による「トゥルーベリリウム ドライバー Gen.SK」を搭載。目の前で楽器が演奏されているような「美しい高域」や、「立ち上がりの良い音」を実現するために、finalのA8000で採用されたトゥルーベリリウム振動板を採用。

また「広がりのある豊かな低域」の実現にあたり、ボイスコイルからの引き出し線と振動板との接着方法を新設計により開発。複雑な樹脂成形や加工を得意とするDITAによって、引き出し線と接着剤による振動板への影響を極めて少なくしたという。ボイスコイルの線材や内部配線は、ケーブルに最適なものを選定。

新開発の付属ケーブル「OSLOケーブル Gen.SK」は、特殊なオイルをコーティングした線材を使用したDITAの「OSLOケーブル」がベース。サメの肝臓から取れるスクワレンという高級化粧品にも使われるオイルをコーティングすることで、絶縁性を高め、さらにオイルにブレンドされたナノ粒子がケーブル線材の表面に取り付き、表面を滑らかにし導電性を高めている。

プレーヤー側端子は3.5mm 3極、2.5mm 4極、4.4mm 5極とプラグを付け替えられる

イヤフォン側端子はMMCXリケーブルに対応。プレーヤー側端子は、3.5mm3極/2.5mm4極/4.4mm5極とプラグを付け替えできる。

感度は99dB/mW。インピーダンスは16Ω。重量は47g。コード長は1.2m。イヤーピース(final TYPE E 5サイズ、final TYPE E soft 5サイズ)、レザーケース(ソフト/ハード)、交換用ダストフィルター、フィルター交換ツールなどが付属する。

同梱品