パナソニック、ビジネス向けVR「汐留サイバードーム」を18年ぶり刷新

18年ぶりにリニューアルされた「汐留サイバードーム」

パナソニック ライフソリューションズ社は、パナソニック東京汐留ビルに設置しているビジネス向けVR施設「汐留サイバードーム」を18年ぶりにリニューアルし、5月21日にオープンする。投影システムを入れ替え、VRコンテンツに加え、4K/8Kの高解像度2D/3Dの360度映像、パノラマ静止映像も投影できるようになった。

「汐留サイバードーム」は2003年にオープン。都市や建築の計画検討用VRの等身大立体投影装置として、1,700件以上のまちづくり・建築計画を支援してきた。

都市や建築の計画検討用VRとして活用されてきた

幅8.5m、高さ7.5mの半球状大型スクリーン内に利用者が入り、プロジェクターによる映像投影で、仮想空間の中に入り込んだ没入感のある顧客体験を実現。約20名まで同時に閲覧でき、多人数の顧客が同じ仮想空間の中で、同じ映像を見ながら協議できることで合意形成を支援してきた。

リニューアルされたプロジェクター

リニューアルにあたっては、これまでのランプ光源プロジェクター18台から、レーザー光源プロジェクター9台に入れ替えられ、投影面の均一性が高いスクリーンに変更。以前に比べ1.5倍の解像度、輝度を実現し、経年による明るさの欠損を抑える。

今後は観光・エンターテイメント分野での活用も視野に入れながら、オフィスやスポーツ、商業施設の空間設計コンサルティグや、運営状況の可視化、運用時の課題解決、改修計画検討など運営コンサルティングへの活用で幅広いビジネス展開を目指していく。