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NHK技研、テレビを見ながら話せるロボット。動きとLEDで感情表現

テレビを見ながら話せるロボット
(C)NHK

NHK放送技術研究所は、オンラインで6月30日まで開催中の「技研公開2021」にて、「共にテレビ視聴するコミュニケーションロボット」を紹介。AIを搭載し、テレビを視聴しながら会話ができる。

人の言葉や放送番組を理解して成長を続けることで、人々ににぎわいをもたらし、話し相手にもなれる、新しいテレビ視聴スタイルの創造を目指しているという。

将来の活用イメージの動画では、桜が映る様子を見ながら「お花見に行ったりしますか?」と、テレビから読みとった情報に関連したテーマで会話をする様子や、「旅番組が見たい」とロボット自身の感情や好みを表現する様子、そこから話題に関連する新たな情報を提示する様子などが紹介されている。

(C)NHK
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ロボット自身が楽しそうにテレビを見ること、盛り上がるような会話のきっかけをつくることに着目し、自身の感情を表す「つぶやき機能」と「人と対話する機能」を搭載したロボットを作成。ロボットがいることで、どのような効果が得られるかの実証実験を昨年実施し、その結果、会話を盛り上げる効果があることがわかったとしている。

さらに今年は、全身の動きとLEDライトでロボットの感情がわかりやすくなった新型のロボットを作成。従来のロボットは首を動かしてうなずく、人と話す時に振り向き、手を動かしながら会話していたが、新型は、手足を動かしながら、おなかや目のLEDを光らせることで、感情を表現できるほか、LEDを搭載した尻尾もついており、後ろ姿でも動きや光で感情が伝わるようになったとする。

従来のロボット

研究のアプローチは人を知ることから始めており、人が視聴するときに、何に興味を持つのか、どの被写体に注目するのかなどを参考に、人の行動モデルをロボットに搭載。場の空気や間合いをとってスムーズに会話しようとする人のように、ロボットもできるだけ的確に会話の内容を選び、間合いよく話ができるようにすることも目指しているという。