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金ローで劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」7月23日放送

(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ

日本テレビ系「金曜ロードショー」は、7月23日に劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」を放送する。放送時間は夜9時から10時54分。

「君の膵臓をたべたい」は、住野よるによる小説が原作。デビュー作にして代表作となっており、累計発行部数は300万部を突破。2017年には浜辺美波、北村匠海の主演で実写映画化もしている。

アニメ版は2018年に公開。クラスメイトの桜良から、余命僅かであることを偶然知らされた「僕」。秘密を共有する二人が共に精一杯生きる日々――。その「キミスイ」を劇場アニメ化した本作は、アニメならではの優しいタッチで、切なくも美しい青春ストーリーを新たに描き出している。

アニプレックス 高橋祐馬プロデューサー コメント

「君の膵臓をたべたい」は、[僕]という少年と[山内桜良]という少女の出会いから始まる物語で、季節が巡る中で心を深く通わせる二人の姿が、読者の胸を強く打つ本当に素晴らしい小説です。一読者として、読み終えた時、その出会いに心震え、沢山泣きました。

アニメ化させて頂くにあたっては、小説に真摯に向き合い、小説の読後感をアニメを観終えた際にも感じて頂ける映像を目指し、あの時だからこそ出会えたスタッフ・キャスト・アーティストの皆さんと一生懸命制作しました。あの時の自分たちを全て込めて、楽しんで頂ける作品が出来たと思っています。

誰かと出会うことが以前より少し難しい今、作品を通じて視聴者の皆さんと出会えることをとても幸せに思います。ご覧いただいた皆さんの心に、何かが咲く時間となりましたら幸いです。

あらすじ

(C)住野よる/双葉社 (C)君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ

彼女は言った。「君の膵臓をたべたい」

春。まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。

日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。

――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。