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NHK、東京五輪をBS24時間放送。33競技・約3,000時間ライブ配信も

NHKホームページより

NHKは23日、6月の放送総局長定例記者会見において、7月23日開催の「東京2020オリンピック」の放送計画を発表した。NHKでは、総合テレビ、Eテレ、BS、ラジオなど6つの放送波で競技中継を実施。BS1は生中継・録画で24時間放送するほか、BS8Kでも開閉会式など注目競技を放送。NHKプラスでも配信するほか、特設サイトでは全33競技を約3,000時間ライブ配信する。

総合テレビは注目競技。Eテレはスケートボードなど新競技も

総合テレビでは大会期間中、朝の連続テレビ小説に続き、その日の競技の見どころを伝える番組「あさナビ」を放送。その後、途中ニュースを挟みながら、夜10時までさまざまな競技を生中継する。

総合テレビの競技中継は、7月21日のソフトボール日本代表初戦「オーストラリア戦」を皮切りに、開会式、柔道、競泳、体操、卓球などの注目競技を中心に編成(総合テレビ放送スケジュール)。

Eテレは、スケートボード、スポーツクライミングなど、若者に人気の新競技も中継する予定。総合とEテレで放送する競技は、NHKプラスでも視聴できる。

BS1は24時間放送。BS4Kは総合とサイマル

BS1では、地上波で伝えきれなかった日本人選手の活躍や、世界最高峰のアスリート達の戦いを、生放送と録画放送で24時間放送。

BS4Kは、総合テレビとサイマル放送を実施。総合テレビで中継される注目競技を、4Kの高精細映像で視聴可能。またBS4Kでは、開閉会式ほか競泳、陸上、柔道など7つの競技を放送する予定(BS8K放送スケジュール)。

「BS4K、BS8Kは、実用放送が始まって初めてのオリンピック放送。家にいながらにして、競技場で観戦するかのような臨場感を体感していただきたい」としている。

ラジオ第1では、競泳や陸上など8つの競技を中継。NHKのネットラジオ「らじる★らじる」や、「radiko」でもリアルタイムで視聴できる。

NHK特設サイトでは33競技・3,000時間をライブ配信

配信サービス「NHKプラス」でも、オリンピック競技を配信。総合テレビとEテレで放送される競技中継の同時配信を、ID登録なしに見ることができる。

スマホがTVに! ついにスタート「NHKプラス」を使ってみた

通常番組と同様に、追いかけ再生や見逃し番組配信を行なうほか、アプリでは期間限定の「東京2020メニューアイコン」を新設。日別の見逃し配信リストなどを用意し、さまざまなコンテンツを利用できるようにするという。

「NHKプラス」での専用メニューイメージ

特設サイト「NHK東京2020オリンピックサイト」では、テレビで中継されない競技も含む全33競技で、約3,000時間のライブ配信を実施。放送中の競技の中から、試合中でも見どころシーンをいち早く編集して配信する「速報動画」も行なう。