「YouTubeショート」ベータ版公開。15秒動画をスマホで編集/投稿

YouTubeは、スマートフォンで15秒のショート動画を撮影から編集、投稿まで簡単に行なえる新機能「YouTubeショート」のベータ版を13日より順次公開。日本を含む世界100カ国以上で利用できるようになる。

YouTubeショートは、2020年9月にインドで初めて公開し、以来26カ国で提供してきた。日本でもスマホアプリからすでにショート動画が視聴可能だったが、今回のベータ版では、新たに複数の動画をつなぎ合わせるマルチセグメントカメラ、楽曲を追加する機能、速度の設定などを含む動画作成ツールが使えるようになる。

YouTubeショートのグローバル展開に合わせて新たな機能も追加。動画の特定のポイントへのテキスト追加、自動でのキャプション追加、最大60秒の撮影、スマホのギャラリーからクリップを追加して動画に追加、フィルターの追加によるカラー修正ができるようになる。

新機能には、他のショート動画だけでなく、YouTube全体の動画から音声をサンプリングできる機能も含まれており、これまでにない新しい動画体験の場を提供するとしている。

例えば、ユーザーは、自分のお気に入りのジョークに反応したり、クリエイターの最新レシピに挑戦したり、面白いコントのフォーマットを再現したりなど、YouTubeで見ているコンテンツに自分なりの工夫を加えて、新しいファンや視聴者を見つけ、繋がることができるようになる。

一方で、クリエイターは、動画のサンプリングを許可するかどうかを設定でき、希望しない場合にはオプトアウトできる。

YouTubeショートのグローバルでの再生回数は、1日あたり65億回を超えているという。近日中にはモバイル上で簡単にショート動画を視聴できるように新しい「ショート」タブの追加も予定されている。