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Kinera、静電型+BA+ダイナミック構成の最上位IEM「Baldr」
2021年7月30日 08:30
サウンドアースは、KineraのハイエンドシリーズKinera Imperialの新製品として、静電型ユニットとBA、ダイナミック型ユニットを組み合わせたフラッグシップIEM「Baldr」を8月3日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は154,800円前後。
製品名のBaldr(バルドル)は、「明るさ」「忍耐」「潤い」を象徴とした、北欧神話に登場する太陽の化身から名付けたもの。Baldrの“神々しさ”をチューニングのコンセプトとしており、明るく穏やかな高域からソリッドでパワフルな低域まで、Baldrを音で解釈したという。
小型キャビティの内部に、EST(静電型ユニット)×4、BA×2、DD×1の計7ドライバを並列配置することで、静電ユニットの高音域の伸びやかさとBAの高解像度、DDの低音を実現させているのが特徴。
Sonion製ESTドライバが高音域を担当。ESTドライバは、より速いスピード、より良いトランジェントレスポンス、より強いディテール表現、そしてより高い高音の伸びなどを備えており、「歪みの少ないBaldrサウンドの解釈に最適でよりリアルなサウンドを表現し明るく温かみのあるリスニングを楽しめる」とする。
中音域はKnowles製コンポジットBAユニットを使用。正確な音響技術により低域から高域までを接続し、チューニングによりダイナミック感をコントロールするだけでなく、ESTドライバの高域の優位性を維持し全周波数の良好な接続を実現したという。
低音域は、Kineraカスタマイズの7mm高磁力ダイナミックドライバーと、トリプルサンドPU+ハイポリファイバー+チタンメッキ複合振動板を採用することで、よりリアルな音を実現。ダイナミックユニットは、N52高磁力サークルマグネットを使用した強力なマグネットドライバで、PU混合素材は低音の潜行深度を向上。ハイポリファイバーはより広いサウンドステージを実現し、チタンは解像度を強化することで、豊かなボーカルと柔軟な低音を実現するとしている。
筐体には、オークウッド材(樫の木)の中でも最高品質という「バールウッド」を使用。16の特別な工程を経てBaldrのシェルに加工している。割れ難く変色し辛い、安定した品質を備えた。
出力は3mWで、インピーダンスは22Ω。感度は109±2dBで、再生周波数帯域は5Hz~50kHz。
イヤフォンとケーブルの着脱は2ピン。イヤーピースはfinal E Type5セット、フォームタイプ2セット、シリコンタイプは6セットを同梱。ゴールドプレーティングを施した6N OCCケーブルを同梱。プラグ部は4.4mmで、4.4 to 2.5mmアダプタ、4.4 to 3.5mmアダプタを付属する。