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iFi、4.4mm接続のアッテネータ。2.5/3.5mm変換アダプタも
2021年11月30日 08:30
トップウイングサイバーサウンドグループは、iFi audioブランドより、4.4mmバランス伝送規格に対応したイヤフォン用アッテネーター「iEMatch4.4」と変換アダプター「2.5 to 4.4 Adapter」、「3.5 to 4.4 Adapter」を、12月中旬に発売する。価格はiEMatch4.4が11,000円、変換アダプターはどちらも5,500円。
現行モデルである「iEMatch+」の特徴はそのままに、現在主流の4.4mmバランス接続に対応したアッテネーター。使用することでダイナミックレンジが増し、バックグラウンドのヒスノイズが低減、ボーカルがよりクリアに聴こえるとする。
High(-12dB)/Ultra(-24dB)の2段階のゲイン切り替えスイッチを備えており、アンプの出力レベルやイヤフォンの感度にあわせて最適な設定を選択できる。デジタル演算ではないため、ビット落ちなどの音質劣化はなく、残留ノイズを下げるという効果も期待できるという。
4.4mmプラグ・ジャック部には金メッキが施され、シェルにはiFi“FINAL”アルミ-マグネシウム合金(A6063)を採用。アッテネーター回路は、金メッキPCB上にMELF抵抗器などオーディオファイルグレードパーツが使用されている。
ケーブル導体は銀メッキ6N銅線、構造はiFi独自のヘリックス構造デザインを採用し、伝送回路におけるインピーダンスを最小化したうえで、シールド効果も持たせている。
入力インピーダンスはHigh設定時40Ω以下、Ultra設定時50Ω以下。出力インピーダンスはHigh設定時8.4Ω以下、Ultra設定時3.6Ω以下。全長は116mmで、重さは17.5g。
2種類の4.4mm変換アダプターは、2.5mmバランス、3.5mmシングルエンドのイヤフォン/ヘッドフォンを使っているユーザーでも、4.4mmバランス出力ヘッドフォンアンプを気軽に使えるように用意されたもの。
どちらもプラグ・ジャック部の接点に金メッキを採用し、音質的影響が極力排除されている。ポータブル使用に最適なL字デザインも採用した。
なお、3.5 to 4.4 Adapterは、3.5mm3極プラグの接続を想定して設計されている。コールド側がオープンになっており、iFi製品をはじめとしたフルバランス設計のアンプであれば、ヘッドフォンアンプの4.4mmバランス出力を、3.5mmシングルエンドプラグで楽しめる。同モデルにはシングルエンド→バランス駆動変換機能はない。
外形寸法は2種類共通で44×24×11mm、重さは2.5 to 4.4 Adapterが6.3g、3.5 to 4.4 Adapterが5.7g。