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2度目の“押井守ルパン”は土曜夜。「ルパン三世 PART6」第10話

第10話「ダーウィンの鳥」場面写真
原作:モンキー・パンチ (C)TMS・NTV

日本テレビで、12月18日の24時55分(19日0時55分)放送のテレビアニメ「ルパン三世 PART6」第10話で、ふたたび押井守氏が脚本を担当したエピソード「ダーウィンの鳥」が放送される。

本作はアニメ化50周年記念のテレビアニメ新シリーズ。シリーズ構成の大倉崇裕を始め、辻真先、芦辺拓、樋口明雄、湊かなえなど小説界・アニメ界を賑わす豪華な顔ぶれが名を連ねた脚本家陣の集結にも、放映前から注目が集まっていた。

押井氏が脚本を手掛けたエピソードは第4話「ダイナーの殺し屋たち」に続いて2話目。同シリーズ1クール目全12話のうち、“押井ルパン”が2度も登場するサプライズとなった。

「あの”鳥”が美しいのは、あれが真贋のあわいを飛ぶ鳥だからです」――依頼人は、不二子にそう語った。ターゲットは、大英自然史博物館に眠る「始祖鳥化石」。生物の進化の過程を克明に表すその化石には、真価を揺るがす「いわく」があった……。聞けば聞くほど依頼に漂う、なんともいえない空虚な香り。不二子に協力を請われたルパンも、その怪しさに眉をひそめる。

本シリーズへの脚本参加について「好きに書かせて貰いました」とコメントを残した押井氏。第4話での、ダイナーを舞台にした男の客二人とウェイトレスの会話劇で進められるストーリー、その場に集う殺し屋たちから発せられる無言の緊張感、その間誰一人姿を見せないルパン一味……。刻々と視聴者を特異なるルパン三世の世界へ没入させた “押井ルパン”は、放送後SNSでもレビューや考察が吹き荒れた。果たして今回は、どんな世界へ観るものを誘うのか。

原作:モンキー・パンチ (C)TMS・NTV
原作:モンキー・パンチ (C)TMS・NTV