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LG、55型湾曲OLEDディスプレイ付きチェアをCESに出展
2022年1月4日 08:00
韓国のLG Displayは、アメリカ・ラスベガスで開催されている「CES 2022」で、フレキシブルOLEDスクリーンを活用したプロダクトコンセプトとして、インドアバイクと組み合わせる「Virtual Ride」、リクライニングチェアと組み合わせた「Media Chair」を披露した。
Virtual Rideは、前方から上方にかけて、縦長の55インチOLEDディスプレイを3つ配置した室内用のインドアバイクコンセプト。3つのディスプレイが1つの大きなR型ディスプレイを形成し、ユーザーの前方だけでなく上方にも映像を表示して没入感を演出する。画面の湾曲率は500R(半径500mm)。
近未来的で洗練されたデザインも特徴だといい「ホームエクササイズを新しい次元に引き上げ、自宅のどの部屋に置いても雰囲気を向上させる」という。
もうひとつのプロダクトコンセプトであるMedia Chairは、55型のOLEDディスプレイとリクライニングチェアを融合させた機器。ディスプレイはユーザーに最適な角度となる湾曲率1,500Rを誇り、画面から音が出るCinematic Sound OLED(CSO)技術により、スピーカー不要で臨場感ある映像と音響を実現する。
チェアの肘掛け部分に備えたボタンで、ディスプレイを縦・横方向に回転させることが可能。視聴するコンテンツに合わせて、ユーザーが視聴体験をカスタマイズできるという。
同社のビジネス・ディベロップメントディビジョンをまとめるYeo Chun-ho氏は「OLEDが持つ無限の可能性を通じて、ユーザーに独自の価値を提供し続けるとともに、多様な産業への統合を進めていく」とコメントしている。
そのほか透過型OLEDディスプレイを使ったソリューションとして、「OLED Shelf」や木製スタンドのなかに組み込んだ「Shopping Managing Showcase」、55型ディスプレイを4つ組み合わせたウインドウディスプレイ「Show Window」なども発表している。