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Technics、小型ネットワークCDアンプ「SA-C600」海外発表
2022年1月5日 07:53
パナソニックは、米国時間の1月4日にスタートした「Consumer Electronics Show 2022」(CES 2022)において、Technicsブランドの新製品としてコンパクトなネットワークCDレシーバー「SA-C600」を発表した。2022年2月に発売予定。海外で昨年11月に発売されている小型スピーカー「SB-C600」と同じ「C600シリーズ」に属しており、両者を組み合わせるとコンパクトなオーディオシステムが完成する。
コンパクトながら、フルデジタルアンプ「JENO Engine」を搭載。出力は60W×2(4Ω時)。上部には、トップローディング方式のCDプレーヤーを内蔵。ネットワーク再生も可能で、chromecast built in、Spotify Connect、TIDAL、Deezer、Amazon Musicに対応。インターネットラジオも受信でき、AirPlay 2もサポート。MQAもデコードできる。
低ノイズな電源は左右チャンネル個別に搭載。自動音場補正の追加の「シェルフ」オプションを備えたSpace Tuneも利用可能。高品質なフォノ(MM)入力も備えている。
光デジタル入力も備え、入力を検出すると自動的にパワーオンになる。サブウーファー出力も搭載。
新たな環境コンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」
CESのプレスカンファレンスでは、2030年までに、全事業会社のCO2排出量を実質ゼロに、2050年に向けては、ユーザーが使う商品からのCO2排出量を減らし、さらには、B2B/G向けの省エネソリューションやクリーンエネルギー技術の提供を通じて、社会のCO2を減らす活動を進めるというコンセプト「Panasonic GREEN IMPACT」を発表。
パナソニックの「事業活動および、当社が提供する商品を通じてお客様が排出する、膨大なCO2というインパクトに対する責務と、それに対して当社がCO2削減に貢献していく、より大きく、ポジティブなインパクトを与えていきたいという思いを込めた」という。
これを踏まえ、パナソニックのCES展示コンセプトは、「世界を元気に。くらしを理想に。A CHAMPION. FOR PROGRESS」をテーマに設定。「くらし・家」分野では、DCモータと、独自のモータ制御技術により、排気と給気の独立運転を実現し、確実な換気と省エネ性を提供する北米の「熱交換換気扇」モデルや、窓からの熱漏洩を抑制する「真空断熱ガラス」を紹介。
工場跡地を活用し、環境へも配慮し、社会・地域課題解決を目指す街づくりを進める活動「サスティナブル・スマートタウン(SST)」、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄う取り組みとして、純水素型燃料電池、太陽電池、蓄電池を組み合わせる「RE100化ソリューション」も紹介。
EV用リチウムイオンバッテリーの開発・量産や、EV普及の鍵となる充電器を拡充するため、高コスト化や既存電力システムへの影響などを抑えるEV充電器制御システムなどもオンラインで紹介する。