ティアック、Bluetooth内蔵の3スピードターンテーブル

「TN-400BT-SE」

ティアックは、Bluetoothトランスミッターを内蔵した3スピード・ベルトドライブ方式のアナログターンテーブル「TN-400BT-SE」を1月22日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は65,780円。

内蔵のBluetoothトランスミッターを使って、Bluetoothヘッドフォンやスピーカーでもレコード音源をワイヤレス再生できるターンテーブル。Bluetooth 4.0準拠でコーデックはSBC、AAC、aptXを、プロファイルはA2DPをサポートする。

高慣性モーメントを持つアルミダイカスト製プラッターを、DCモーターとゴム製ベルトを使って駆動させる。33 1/3rpm、45rpmに加え、SP盤も再生可能な78rpmにも対応した。精密な機械加工によりステンレススチールの塊から削り出されたスピンドルと、耐久性の高いブロンズ製軸受部により回転摩擦を低減し、正確な回転数を維持する。

キャビネットは天然木目のウォルナット突板オイル仕上げ。ダイレクトドライブ方式では望めない薄型キャビネットには、高剛性と制振性に優れた均質な密度を持つ高密度MDFをコア材に採用した。ターンテーブルはアルミ・ダイキャスト製で直径は30cm。

MM型フォノイコライザーアンプを内蔵しているため、フォノ入力のないアンプにも接続可能。オペアンプは新日本無線製のオーディオ用高音質オペアンプ「NJM8080」を採用している。高い読み取り精度と解像度で定評のあるオーディオテクニカ製VM(MM)型カートリッジ「AT95E」が付属する。

本格的なカウンターウエイトとアンチスケーティング調整つまみを備えたアルミ製のスタティックバランス型S字トーンアームで、正確な針圧やトラッキングフォース設定が可能。マニュアル式のトーンアーム・リフターは穏やかな動作でレコード盤や針を傷めないという。カートリッジが付属したままの状態でヘッドシェルごと取替可能なユニバーサル式ヘッドシェルで、好みのカートリッジにも簡単に交換できる。

実効アーム長は223mmで、針圧可変範囲は0g～5.0g。適用カートリッジ質量は付属ヘッドシェルを使用した場合で4.0g～8.0g。

出力はRCAピンジャック(フォノ/ライン切替式)。出力電圧はフォノ出力時で3.5mV(±3dB)、ライン出力時で155mV(-16dBV)。

端子接点には、シェル側、トーンアーム側とも酸化に強い金メッキを施しており、ステレオアンプと接続する場合にハム音を低減するアース端子(GND端子)も装備。アース線付きのRCAピンケーブルも付属する。そのほかアルミ削り出しで高級感のある操作ノブやアルミ製脚など、ディテールにもこだわって設計されている。

消費電力は1.5W、スタンバイ時0.5W。外形寸法は突起部を含めて420×356×117mm(幅×奥行き×高さ)、重さは4.9kg。フェルトマットやドーナツ盤用アダプター、カウンターウエイトなどが付属する。