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ティアック、ダイレクトドライブで薄型のターンテーブル

「TN-4D-SE」ピアノブラック

ティアックは、薄型ダイレクトドライブモーターとナイフエッジトーンアームを採用したアナログターンテーブル「TN-4D-SE」を4月23日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は80,080円。カラーはピアノブラックとウォルナット。

「TN-4D-SE」ウォルナット

プラッターは直径30cmのアルミ・ダイカスト製。ドライブモーターには、新開発の薄型ブラシレスDCモーターを採用。モーターとフィードバック制御により、水晶精度の正確さとコギングを抑えた滑らな回転を実現したという。

モーターは従来と比べて薄型設計で、「今までのダイレクトドライブ方式ターンテーブルでは望めなかったスタイリッシュな薄型ボディを実現した」とのこと。ダストカバーを外した外形寸法は420×356×012mm(幅×奥行×高さ)で、重量は約6.1kg。消費電力は2W以下。

ダイレクトドライブ方式ならではの低ワウ・フラッターによるレコード再生と、スタイリッシュな筐体を両立したという。

トーンアームは、トーンアームブランドのSAEC社とのコラボレーションにより、可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアームを採用。通常のベアリング構造では得られない分解能の高いサウンドが得られるようになったという。

SAEC社とのコラボレーションによる可動部にナイフエッジ機構を採用したトーンアーム

カートリッジは、米カートリッジブランドSUMIKO社による、「Oyster」MM型カートリッジを予めヘッドシェルに装着。トーンアームにはヘッドシェルやカートリッジの付け替えが容易なユニバーサル式を採用しているため、音楽や気分に合わせてカートリッジの違いを楽しむことができる。

カートリッジブランドSUMIKO社製 MMカートリッジ「Oyster」

MM型カートリッジ対応フォノイコライザーを内蔵する。フォノイコライザー用のオペアンプには新日本無線製のオーディオ用高音質オペアンプNJM8080を採用することで、カートリッジで読み取った繊細なフォノ信号を低歪みかつロスなくラインレベルのオーディオ信号に復元するという。

インシュレーターにはアルミ削り出しの金属製シェルを採用し、ラバークッションを介して高密度MDFのコア材に固定。優れた振動吸収特性により、高いハウリング・マージンを実現したとする。

フェルトマット、ドーナツ盤用アダプター、カウンターウエイト、ヘッドシェル、SUMIKO社製MM型ステレオカートリッジ、ターンテーブル、ダストカバー、ダストカバー取付用ヒンジ、GND端子付きRCAオーディオケーブルなどが付属する。