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'21年音楽配信売上は895億円。ストリーミングがDLの5倍強に

日本レコード協会(RIAJ)は3日、2021年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上実績を公開。第4四半期売上は前年同期比114%の236億円となり、2021年の年間売上は対前年比114%の895億円にのぼった。

売上金額の内訳としては、ストリーミングが前年比126%の744億円となり、ダウンロード市場(141億円)の5倍強を記録。これにより音楽配信売上の区分別シェアにおいて、ストリーミングは約83%へと伸長。同協会は「主要カテゴリとして更なる成長を遂げている」と分析する。

2021年年間の音楽配信売上は895億円(対前年比114%)で、2010年(860億円)以来の800億円超え。8年連続のプラス成長、4年連続の2桁増となった。

また、2月発表の2021年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額1,936億円と、同年音楽配信売上895億円の合計は2,832億円(対前年比104%)で、2018年以来3年ぶりのプラス成長。音楽ソフトと音楽配信の比率は、68:32となり、初めて音楽配信が3割を超えた。