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'20年の音楽配信市場、主要カテゴリはサブスクに

日本レコード協会(RIAJ)は3月10日、2020年第4四半期(10月~12月)の音楽配信売上実績と2020年の年間売上を発表した。年間配信売上は783億円で7年連続プラス成長、3年連続2桁増を達成したほか、「サブスクリプション/音楽」が音楽配信売上全体の約65%を占めた。

2020年第4四半期の売上は前年同期比112%増の207億円。この結果、年間売上は対前年比で111%増の783億円となった。

年間の音楽配信売上金額の内訳では、昨年に続きストリーミングが市場をけん引。「サブスクリプション/音楽」は前年比で125%増の507億円に伸長し、音楽配信売上全体の約65%を占める主要カテゴリへと成長した。

ストリーミング市場全体の売上は589億円で、ダウンロード市場(179億円)の3倍以上。区分別シェアではストリーミング市場が音楽配信売上全体の75%を占めている。

これにより、先月発表された2020年音楽ソフト(オーディオレコードと音楽ビデオの合計)生産金額1,944億円と、同年の音楽配信売上783億円の合計は対前年比91%の2,727億円に。音楽ソフト(パッケージ)と音楽配信(デジタル)の比率は71:29となった。