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「ハケンアニメ!」実写映画化。予告編公開
2022年3月8日 07:00
辻村深月の大人気小説で、世界中が注目する日本のアニメ業界を舞台に、もっとも成功したアニメの称号“ハケン(覇権)”を手にするべく奮闘する者たちの姿を描いた実写映画「ハケンアニメ!」が、5月20日に全国公開される。劇中アニメの制作にProduction I.Gをはじめ、日本を代表するトップクリエイター陣が参加し、実写本編の監修は東映アニメーションが務める。配給は東映。
出演は吉岡里帆、中村倫也、工藤阿須加、小野花梨、高野麻里佳、六角精児、柄本佑、尾野真千子。監督は吉野耕平、脚本は政池洋佑。音楽は池頼広。制作プロダクションは東映東京撮影所。
連続アニメ「サウンドバック 奏の石」で夢の監督デビューが決定した斎藤瞳(吉岡)。だが、気合いが空振りして制作現場には早くも暗雲が……。瞳を大抜擢してくれたはずのプロデューサー・行城理(柄本)は、ビジネス最優先で瞳にとって最大のストレスメーカー。「なんで分かってくれないの!」、だけど日本中に最高のアニメを届けたい! そんなワケで目下大奮闘中。
最大のライバルは「運命戦線リデルライト」。瞳も憧れる天才・王子千晴(中村)監督の復帰作だ。王子復活に賭けるのはその才能に惚れ抜いたプロデューサーの有科香屋子(尾野)……しかし、彼女も王子の超ワガママ、気まぐれに振り回され「お前、ほんっとーに、ふざけんな!」と、大大悪戦苦闘中だった。瞳は一筋縄じゃいかないスタッフや声優たちも巻き込んで、熱い“想い”をぶつけ合いながら“ハケン=覇権”を争う戦いを繰り広げる!! その勝負の行方は!? アニメの仕事人たちを待つのは栄冠か? 果たして、瞳の想いは人々の胸に刺さるのか?
本作の主題歌はドラムに小籔千豊、ベースにくっきー!(野性爆弾)、キーボードに新垣隆、ボーカルに中嶋イッキュウ(tricot)、ギター&プロデュースに川谷絵音(ゲスの極み乙女。/indigo la End)という他に類をみないほどに個性的で錚々たるメンツからなるスペシャルバンド「ジェニーハイ」の書き下ろし新曲「エクレール」。さらにゲストボーカルとして、声優・高野麻里佳が参加する。
高野は人気アイドル声優「群野葵」役として、本編にも出演。さらに主題歌には、劇中アニメ「サウンドバック 奏の石」と「運命戦線リデルライト」の声優を務めた、梶裕貴、潘めぐみ、高橋李依、花澤香菜といった豪華声優陣も掛け声で参加した。
ゲストボーカルを務めた高野は「初の映画で主題歌まで参加させていただき、とても光栄に思います。『エクレール』は経験したことのないテクニカルなレコーディングをしました。完成音源のパワーに、ジェニーハイさんが作り出す音楽の凄さを見せつけられた気がします。クリエイターなら誰もがグッときてしまう、歌詞にも注目してほしいです!」と語っている。
そんな主題歌「エクレール」が初解禁となる本予告映像も公開された。予告は吉岡演じる新人監督・瞳が「観てくれた人に魔法をかけられるような作品を作りたい」と真剣な表情で語るシーンからスタートする。そして、瞳を振り回すクセ者プロデューサー・行城、スランプ中のワガママな天才監督・王子、王子の才能に人生をかける敏腕プロデューサー香屋子がそれぞれのアニメ制作への想いをぶつけるシーンが映しだされるなか、瞳が王子に「私、負けません。全部勝って、覇権を取ります!」と宣言! 二組の監督&プロデューサーの“ハケン(覇権)アニメ”を賭けた闘いが始まる――。
その後、もうあとがない瞳が、行城や周りのスタッフたちと、時にぶつかり合いながら、一心不乱にアニメを作り上げていく姿と、対する王子と香屋子の作品作りに対する真摯な想いが、主題歌「エクレール」にのせて、時に劇中アニメの映像とシンクロしながら、テンポよく描かれていく。登場人物たちが自分の“好き”なものに対して、妥協せず真っ直ぐに向き合う姿にエールを贈りたくなるような“胸熱”な仕上がりになっている。
さらに本ポスターも完成。真ん中に据えられたコピー「好きを、つらぬけ。」が目を引く本ポスターには、瞳・王子・行城・香屋子だけでなく、アニメーター、脚本家、編集、声優、宣伝マンなどアニメ業界を盛り上げるために不可欠なキャラクターたちも登場。本作が様々な仕事人たちの姿を描いていることを表現している。
映画がとにかく面白くて、それに負けない曲を作ろうと気負ったせいで何回もボツにしてしまいました。“ポップスとは何ぞや”を今までで一番考えた気がします。その苦難のせいか結果的にアニメ業界で覇権を取るべく葛藤する登場人物たちにより感情移入できた気がします。
声優の皆さんにも楽曲に参加して頂き、これまでにないポップなジェニーハイが誕生しました。是非映画と共にお楽しみ下さい。
初の映画で主題歌まで参加させていただき、とても光栄に思います。「エクレール」は経験したことのないテクニカルなレコーディングをしました。
完成音源のパワーに、ジェニーハイさんが作り出す音楽の凄さを見せつけられた気がします。クリエイターなら誰もがグッときてしまう、歌詞にも注目
してほしいです!