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第3世代iPhone SE。A15 Bionic搭載で57,800円から

第3世代「iPhone SE」

アップルは、低価格なiPhoneの新モデルとして、第3世代「iPhone SE」を発表した。「A15 Bionic」チップを搭載し、5Gに対応する。価格は、ストレージメモリ64GBが57,800円、128GBが63,800円、256GBが76,800円。3月11日午後10時に予約受付を開始し、3月18日に発売する。カラーはミッドナイト、スターライト、(PRODUCT)REDの3色。

ディスプレイは4.7型で、解像度は1,334×750ドット。筐体には航空宇宙グレードのアルミニウムとガラスを採用。iPhone 13 ProとiPhone 13と同様の背面となり、「同じスマートフォンの中で最も頑丈なガラスを前面と背面に採用している」という。IP67等級の耐水性能と防塵性能を持つ。Touch IDを備えたホームボタンを搭載。外形寸法は138.4×67.3×7.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は144g。

第3世代「iPhone SE」

A15 Bionicを搭載する事で、アプリの起動高速化や、負荷の高い作業の処理を容易にこなせるようになったという。6コアCPUを搭載しており、iPhone 8より最大1.8倍高速化。iOS 15のカメラアプリケーションの「テキスト認識表示」やデバイス上の音声入力などの機能をiPhone SEでも可能にした。ゲームにも最適だという。

最新世代のバッテリー化学とiOS 15との連係により、前世代や以前の4.7型iPhoneモデルよりも長いバッテリー駆動時間を実現。Qi規格の充電器を使ったワイヤレス充電と、高速充電にも対応する。

カメラはスマートHDR 4、フォトグラフスタイル、Deep Fusion、ポートレートモードなどに対応。1,200万画素で、F1.8の広角カメラを搭載。iPhone 13 ProとiPhone 13で登場したスマートHDR 4は被写体と背景の色、コントラスト、ノイズにそれぞれ異なる調整を適用。難しい光の状況でも被写体の顔を適切な明るさにでき、同じ写真に写っている人々を、光や一人ひとりのスキントーンに合わせて最適化された調整によって個別にレンダリングできる。

Deep Fusionは高度な機械学習機能を使って、写真のあらゆる部分をピクセル単位で処理し、質感、細部、ノイズを最適化。A15 Bionicの画像信号プロセッサにより、「より的確なホワイトバランスとより実物に近いスキントーンにより、特に明るさが足りない場面でも、ノイズを低減して大幅に向上したビデオを提供する」という。

5G対応により、Wi-Fiではなくモバイルデータ通信中でもより高品質なHDのFaceTime通話が可能。5G経由のSharePlayにより、FaceTime通話中に友達と同期した状態でHDR画質の映画やテレビ番組を一緒に観ることも可能。