ニュース

「SAO」アニメ10周年。松岡は「ここまで長く続くとは思ってなかった」

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

3月27日にAnimeJapan2022にて行なわれた「ソードアート・オンライン 10th Anniversary Project -The Beginning-」ステージ。松岡禎丞(キリト役)、戸松遥(アスナ役)、茅野愛衣(アリス役)、島崎信長(ユージオ役)、日高里菜(シリカ役)、高垣彩陽(リズベット役)が登壇し、LIVEアーティストにはReoNaが登場した。

オープニングVTRが終わると、ReoNaが登場。「SAO アリシゼーション」2ndクールED曲「forget-me-not」、「SAO アリシゼーション WoU」2ndクールOP曲「ANIMA」を続けて披露。圧巻のパフォーマンスに声を出せない会場ではペンライトで応援する姿が見られるなど、大盛り上がりでステージが始まった。

ReoNa

ReoNaのパフォーマンスに松岡は「ぼくはもう泣きました。最高でした。僕の魂の色はグレーから水色になりました」と「ANIMA」のサビにかけた感激のコメント。3年ぶりとなるAnimeJapanの現地開催に高垣は「会場の景色を見られただけでムネアツです。ビックサイトが見えたときはタクシーの中から写真を撮っていました(笑)こういうステージ、AnimeJapanも久しぶりですし、「SAO」のメンバーと一緒に、作品を愛してくれている皆さんにお会いできて嬉しいです」と喜びをみせた。

今回のステージは他作品にはない【アニメ「ソードアート・オンライン」 10th Anniversary Project】のためだけの豪華な装飾が施されていることに戸松は「もう10年かという思いもありますが、去年ぐらいからいよいよ10年かと盛り上がりも感じて熱量も上がってきていたので、やっと2022年がやってきたなとワクワクしてますね」と10周年への期待が伺える。

10年前を振り返り松岡は「当時はとにかくしゃべらなかったですね。10年でいろんな関係性ができてやっとみんなと一緒に先に進んでいる気がします」と最終回モードの松岡に、高垣は「当時から自分のほっぺを叩きながらお芝居に向かっている全力の松岡くんの背中はかっこよかったですね」、続けて「でも最近(ほっぺ)叩かなくなりましたよね」と日高。

それに対し、松岡は「あれはとある現場で先輩に『周りが怖がるからやめろ』と注意されまして、そこからやめました。でもたまに本当にどうしようもないときにやります」と反省のコメント。

茅野ら登壇者たちは「でも私たちの前だったらやっても、誰も怖がらないから大丈夫だよ」とフォローを入れ、松岡を中心に仲の良さを感じさせる雰囲気に会場は和やかな空気になった。

そして、プロジェクトの詳細が【アニメ「ソードアート・オンライン」10th Anniversary Project PV】として公開されると、解禁情報の多さに歓声を上げられない会場では頭をかかえるファンや盛大な拍手で大盛り上がり。

アニメ「ソードアート・オンライン」 10th Anniversary Project PV

まずは、アニメ「ソードアート・オンライン」全シリーズからユーザー投票にて厳選されたセレクション話数を7月より放送する【SAO SELECTION】にキャスト陣からは選びきれないという反応。

「アリシゼーション」から参加の茅野は「全部がいいですけど、せっかくならアリシゼーションの映像も入っていてほしいですね」、島崎は「みんなのお当番回とかいいですね」とそれぞれコメントした。

続けてアニメ10年の歴史を繋ぐ美術展【「THE ART OF SWORD ART ONLINE」の開催】、10周年記念スマホアプリ【「ソードアート・オンライン ヴァリアント・ショウダウン」全世界同時リリース決定】、7月8日には【「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」Blu-ray&DVDの発売】が続けて発表された。

さらに、物語の原点をたどる《プログレッシブ》待望の第2弾【「劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ冥き夕闇のスケルツォ」の特報】が公開され、戸松は「私たちはすでにアフレコが終わりました」、松岡は「今回もすごかったですよ。目が追い付かない。結末は知っているのに戦闘の緊迫感がすごくてドキドキしながら演じました」と、秋公開の本作をアピールした。

最後には、《SAO》サービス開始日11月6日と同日に行なうメモリアルなイベント【ソードアート・オンライン -フルダイブ-】の情報が発表。イベントでどんなことがしたいか聞かれると、茅野は「朗読はぜひやりたいですね。前回はアスナと直接できなかったので今回はアスナともしゃべれたら嬉しいです」とコメント。

エンディングで、何年たっても《SAO》を演じ続けていきたいというキャスト陣に、戸松は「皆さんが80歳になっても演じたい気持ちが『SAO』への愛を感じました。2022年11月6日がこうやって現実に追いつくのは感慨深いし、ここまで『SAO』が愛されているのは応援してくれている皆さんがいるからだと感じてます。まだまだ『SAO』を盛り上げていけるように頑張っていきますので、これからも宜しくお願い致します」。

松岡は「10年ですよ。当時はここまで長く続くとは思ってなかったです。あっという間に10年という月日が経ちました。いつも振り切ってやっていますが毎回結構疲れるんですよ。毎回大変だったんですけど、最終回が終わると無性に寂しくなるんです。そういうことを繰り返して10年やってきました。初心を忘れずにこれからも頑張って行きますし、11月のイベントも皆さんに楽しんでいただけるものにしますのでこれからも『SAO』をよろしくお願いします」とイベントを締めくくった。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project