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ソニー、ToF活用のAR開発用SDK一般公開。VTuberプロジェクトに活用

Webページより

ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)は、手や指の動きまでスムーズな描写を実現し、AR開発を加速できるとするソフトウェア開発キット(SDK)「ToF(Time of Flight)AR」を、Developer Worldにて開発者向けに一般公開した。

ToF ARは、ソニーグループR&Dセンターと共同開発した独自のAI処理技術により、手や指の動きまでスムーズに描写でき、ハンドジェスチャー機能、身体の動きを認識して滑らかに描写する機能、3Dデータを作成するモデリング機能、深度情報を元に周りの環境を構築するメッシュ処理(Meshing)機能などをUnity上で行なえるようになる。

ARを活用したモバイル向けのゲームをはじめ、服や靴のサイズやデザインが自分と合うかを確認できるバーチャル・フィッティング、部屋を計測して寸法に合った家具を選ぶことができるバーチャル・レイアウト、空間に描いたイラストや文字を周りの空間と一体化させ、他の人にシェアする新感覚コミュニケーションなど、さまざまな用途での活用が期待できるとしている。

バーチャルフィッティングとバーチャルレイアウトの動画
新感覚コミュニケーションの動画

なお、同SDKはソニー・ミュージックエンタテインメントとbilibili(上海寛娯数碼科技)が共同プロジェクトとして運営する「バーチャルシンデレラプロジェクト(VCP)」の公式配信番組などで活用される予定だという。

バーチャルシンデレラプロジェクト