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See audio、BA×静電の最上位IEM「Kaguya」。18.7万円

See audio「Kaguya」

リアルアシストは、イヤフォンブランドSee audioの新商品として、最上位IEM「Kaguya」など全3機種を7月下旬より発売する。価格は、BA×静電構成のKaguyaが187,000円、BAの「NEO」が145,900円、DD×BA×静電の「MIU」が87,000円。

See audioのフラッグシップ「Kaguya」

同ブランドのフラッグシップモデルとして開発されたユニバーサルIEM。リスニングライクな方向性ながら、圧倒的な解像度と突出した再現性を特徴とする。ドライバー構成は、バランスド・アーマチュア・ドライバー(BA)×4と静電ドライバー(EST)×4基。

See audio「Kaguya」

低域として、Sonion 38シリーズのユニットを2基使用。38D1は開口部が拡張されたバージョンで、特別に採用されたローパスフィルター回路、フロントダンピングとキャピラリーチューブの周波数分割方法により、「Kaguyaの低域が十分でクリーンであることに寄与」。中域は使い慣れた23シリーズのユニットで、ボーカルの距離感や歯擦音対策も完全にコントロールしているという。

高域には、次世代型の最新静電ドライバー(EST65QB02)を採用。ドライバーの能力を引き出すべく長い開発期間をかけており、「よく通る高域ながらその密度も絶妙なバランス」とのこと。解像度と共に音場、空間表現等も最高峰レベルになっているとする。

再生周波数帯域は20Hz~40kHzで、インピーダンスは28Ω。能率は103dB±1dB。ケーブルは6NリッツOCCシルバープレイテッド。イヤフォン側の端子は0.78 2Pinで、プラグ側は3.5mmステレオミニ。

モニター仕様のユニバーサルIEM「NEO」

See audio「NEO」

カスタムIEM用に開発されたモニター仕様のユニバーサルIEM。“すべての楽器を聴き分ける”として搭載された10BA構成(低×2/中×2/高×4)による高い解像度と、全域でのフラットカーブが特徴。

低域は、上位Kaguyaと同じSonion 38シリーズを採用。「ボワつかない低域と的確なインピーダンスの達成という課題を克服」しているという。中域には、音圧を維持しながら歪みも低いKnowlesのEDシリーズを使った。

高域は、See auidoが“可動鉄ユニットの中で最良の高周波を備えた「超広帯域高周波」ユニット”とするKnowlesのSWFKシリーズを採用。プロフェッショナル・ユースとして徹底的に音場、解像度を追求したとする。

See audio「NEO」

再生周波数帯域は20Hz~20kHzで、インピーダンスは28Ω。能率は116dB±1dB。ケーブルは6N OCCシルバープレイテッド。イヤフォン側の端子は0.78 2Pinで、プラグ側は3.5mm/4.4mm/2.5mmのスイッチ式ジャック。

DD×BA×静電ドライバー搭載の「MIU」

See audio「MIU」

「23カ月に及ぶ開発期間を経て、その構成やチューニングがようやく完成した」というハイエンドIEM。

TANGZU(T-Force)製の新開発ダイナミックドライバー「ネオフレン・ダイアフラム」を搭載。さらに10mmと中高域を担当するBA及び超高域のSonion製次世代静電ドライバー(EST65DB01)で組み合わせた、DD(1基)×BA(2基)×静電(2基)構成。

ダイナイナミックドライバーと他のドライバーのサウンドをシミュレートするために開発したL.F.Cテクノロジーを搭載。相互干渉を抑えつつ、ドライバーの分離感を抑制した。

さらに2層化した独自のネットワークPCBを使用。解像度を確保しながらも、超高周波やそれぞれのドライバー性能を引き出す事を実現。同時に人の安全聴力レベルにおいても十分に安定した性能を維持するとしている。

See audio「MIU」

再生周波数帯域は20Hz~40kHzで、インピーダンスは20Ω±1Ω。能率は104dB±1dB。ケーブルは6N OFCシルバープレイテッド。イヤフォン側の端子は0.78 2Pinで、プラグ側は3.5mm/4.4mm/2.5mmのスイッチ式ジャック。