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スマートテレビ開発の低コスト化を実現するソリューション。ピクセラなど3社

ピクセラは21日、Realtek Semiconductor Corporation(Realtek)、およびTCL MOKA International Limited(MOKA)と共同で、日本市場向けの4K/2K Android TV搭載スマートテレビの開発を低コストで実現するソリューションの開発に成功したと発表した。7月下旬から順次出荷される大手家電メーカー製のスマートテレビに、すでに同ソリューションが組み込まれているという。

3社が共同開発したソリューションは、日本独自のテレビ放送方式であるISDB-T(地上波)、ISDB-S(衛星放送)、ISDB-S3(4K放送)に対応するためのソフトウェアをパッケージ化し、RealtekのSoCを搭載したMOKAのAndroid TVシステムに組み込むことで、日本市場向けの4K/2K Android TV対応スマートテレビを実現するもの。

これにより、テレビを販売するセットメーカーは、「日本市場向け4K/2K Android TV搭載スマートテレビを非常に低コストかつ圧倒的に迅速かつ容易に製造販売することが可能になります」としている。

なお、現時点で日本の大手家電メーカーから、同ソリューションを用いた日本市場向け4K/2K Android TV搭載スマートテレビを2022年7月下旬から発売予定。他の日本の大手家電メーカー数社からも2022年8月以降の発売を計画しているという。

またピクセラでは、2025年までに同ソリューションが日本のテレビ市場の約50%で採用されると予測している。