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ピクセラ、ChatGPTでテレビ字幕を自動翻訳するアプリ開発へ

革新的な翻訳デバイス/テレビ字幕を自動翻訳するアプリ「Xit」

ピクセラは、ChatGPTを活用して、テレビ字幕を自動翻訳する機能を搭載したアプリ「Xit」を開発すると発表した。あわせて、ChatGPTを活用した「革新的な翻訳デバイス」の開発も発表している。

テレビ視聴アプリ「Xit」では、放送電波から同時に送信される難聴者向けの日本語字幕データを、「Xit」アプリからChatGPTに送出し、自然な外国語に翻訳した結果を「Xit」アプリに戻し、映像とリアルタイムで同期させて表示させる。翻訳デバイスでは、ChatGPTを翻訳エンジンとして採用し、迅速かつ正確な翻訳や通訳を実現するという。

同社は2016年に大阪大学と共同でテレビ字幕翻訳に関する研究を実施しており、豊富な知見も所有。この研究成果にChatGPTの翻訳エンジンの力を組み合わせることで、「対応言語の大幅な拡充とより自然な翻訳の実現が期待されます」とのこと。

ChatGPTは、4兆単語という膨大な量のテキストを学習し、多様な分野の翻訳で高い精度を発揮するだけでなく、くだけた表現でも適切に対応できるという。自然な会話を生成するよう調整されているため「従来の機械翻訳システムに比べて、より自然で高品質な翻訳が可能」としている。