ニュース
FX-AUDIO-、USBバスパワー駆動でヘッドフォンアンプ内蔵DAC
2022年8月1日 11:52
ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-より、強力なヘッドフォンアンプ機能を搭載し、3系統のデジタル入力も備えたUSBバスパワー駆動のハイレゾ対応D/Aコンバーター「DAC-X3J PRO」を、7月30日に発売した。価格は6,780円。カラーはブラックとシルバー。
DACチップにESS製ES9023P、デジタルオーディオレシーバーにCirrus Logic製CS8416を採用。高性能DACの音質をカップリングレス設計により、味付けのない原音に近いストレートな高音質で出力するため、目の前で演奏しているかのようなリアリティーを体感できるという。
デジタル入力はUSB、光デジタル、同軸デジタルの3系統を備え、入力切替にも対応する。これまでUSBレシーバーとして、各種のUSBオーディオインターフェイス専用ICを採用していたが、今回は新たな試みとしてARMベースのMCUを採用したソフトウェアUSBレシーバー構成を採用。不要な機能や回路が省かれることで、シンプルな部品構成となり、低コスト化に貢献すると同時に、音源データをピュアに信号変換するという本来の役割に徹底した設計となった。
対応フォーマットは、USB接続時がPCM最大96kHz/24bit、光・同軸デジタル接続時がPCM最大192kHz/24bit。ステレオRCAのアナログ出力、3.5mmステレオミニのヘッドフォン出力も搭載。
ヘッドフォンアンプ回路には、Texas Instruments製のオーディオ用オペアンプ「NE5532」を電圧増幅段に1基、電流増幅段に2基採用。オペアンプによるヘッドフォンアンプ回路だが、2段構成とし、さらに電流増幅段を左右の信号で独立させることで、十分な駆動力を備えながら、チャンネルセパレーションの高い高音質を実現した。
本体底面にゲイン設定用DIPスイッチを搭載しており、スイッチ操作のみでハイ・ローの2段階でゲイン調整ができる。ハイゲイン設定時は300Ωのハイインピーダンスヘッドフォンも十分にドライブ可能な出力を実現したという。
USBバスパワー駆動のため、外部電源不要で動作するが、外部給電用のDCジャックも装備。付属のDCプラグ-USBケーブルにより、外部給電での動作もできる。給電部の設計は、得意とするコモンモードチョークコイルを用いたノイズ低減回路を踏襲。「USBポートからの5V給電であってもノイズ対策に抜かりはありません」としている。
外形寸法は、突起部を除いて97×99×33mm(幅×奥行き×高さ)、重さは250g。