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Amazon、ボクシング2大戦を独占配信。寺地vs京口/ゴンザレスvs岩田

Prime Videoは、「Prime Video Presents Live Boxing」の第3弾として、11月1日にさいたまスーパーアリーナで開催される世界ライトフライ級王座統一戦、WBC王者・寺地拳四朗選手対WBAスーパー王者・京口紘人選手と、WBO世界ライトフライ級王者ジョナサン・ゴンサレス選手対同級2位・岩田翔吉選手の2大タイトルマッチを独占ライブ配信する。プライム会員は、追加料金なしで視聴できる。

「Prime Video Presents Live Boxing」は、第1弾として今年4月9日に行なわれた村田諒太選手対ゲンナジー・ゴロフキン選手のWBA、IBF世界ミドル級王座統一戦を独占ライブ配信。そして6月7日には、第2弾として井上尚弥選手対ノニト・ドネア選手の世界バンタム級3団体王座統一戦を独占ライブ配信している。

第3弾となる今回は、寺地選手対京口選手のWBC・WBA世界ライトフライ級王座統一戦、ゴンサレス選手対岩田選手のWBO世界ライトフライ級タイトルマッチのほか、サポーティングカードにも好カードをラインアップした。

寺地選手(BMB)と京口選手(ワタナベ)は、アマチュア時代に4度対戦しており、2歳年長の寺地選手が3勝1 敗と勝ち越している。寺地選手が22歳でプロに転向すると、それを追いかけるように2年後に京口選手もプロデビュー。

2017年5月に寺地選手がWBC世界ライトフライ級王座を獲得すると、2カ月後に京口選手がIBF世界ミニマム級王座に就き、2018年にはライトフライ級でWBAスーパー王座を獲得し、寺地選手のライバル王者に。その後、寺地選手は王座陥落という挫折を味わうも、半年でベルトを奪回。京口選手は4 度の防衛を重ねて今回の統一戦を迎えることになった。

抜群の距離感と巧みなリードパンチに加え打撃戦もできる寺地選手。そして、重厚なプレッシャーをかけながら中近距離の戦いに持ち込む攻撃型の京口選手。学生時代からのライバルが、いよいよ互いの世界王座をかけて雌雄を決する。

日本人同士が世界王座統一戦で拳を交えるのは、2012年6月の井岡一翔選手対八重樫東氏の試合以来、10年ぶり2度目。今回の寺地選手対京口選手は、年間最高試合に選ばれた井岡選手対八重樫氏を超えるような歴史に残るハイレベルな攻防が期待される。

ダブルメインカードとして組まれている、ゴンサレス選手(プエルトリコ)対岩田選手(帝拳)も興味深い一戦。来日経験もあるゴンサレス選手は細かく動きながら攻防を組み立てるサウスポーの技巧派で、これが2度目の防衛戦となる。

一方、挑戦者の岩田選手は日本、東洋太平洋、WBOアジアパシフィックと三つの地域王座を持つホープであり、プロ10戦目で初の大舞台に上がる。経験値の高いゴンサレス選手、若く勢いのある岩田選手。こちらも4団体王座統一の行方を占う、見応えのあるスリリングな試合になりそうだ。

サポーティングカードとしては、WBO世界フライ級王者・中谷潤人選手(M.T)対フランシスコ・ロドリゲス選手(メキシコ)のスーパーフライ級10回戦、吉野修一郎選手(三迫)対中谷正義選手(帝拳)のWBOアジアパシフィック ライト級タイトルマッチ12回戦が組まれる。

2階級制覇に向けて始動した中谷潤人選手が元世界王者のロドリゲス選手を相手にどんな戦いをするのか。そして、世界的に層の厚いライト級で頂上を目指す吉野選手と中谷選手の究極の日本人対決にも注目が集まる。